2024/02/26
香港在住のみなさん、ランナーのみなさん、
一度は香港マラソンに参加してみたいと思いませんか?
1997年にスタートした香港国際マラソンは、海外からもランナーが集まる香港で最大規模のマラソン大会です。26回目にあたる2024年の大会は1月21日に開催され、参加者は7万4千人でした。橋を渡り、高速道路や海底トンネルを走るシティーマラソンは世界的にも珍らしく、時差が1時間で観光も楽しめる香港マラソンは日本に住んでいるランナーにも人気があります。実際走ってみた筆者が、申し込みから当日の様子などを体験レポートします!
参加応募方法
香港マラソンは人気があるので一般枠(エリートや障碍者以外)で参加するには抽選が行われます。登録は前年の夏ごろ(今年分は2023年8月31日)始まります。参加資格は特にありませんが、フルマラソンは過去のタイムがあれば記入し、スタート時間のグループ分けに使われます。期間内に個人情報を登録すると、1カ月以内に通知メールが届き、当選者は期限内に参加費の支払いを済ませると出場権獲得!
大会ウェブサイト:https://www.hkmarathon.com/
距離:フルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.095km)、10㎞
マラソンエキスポでレースパックコレクション
レースパックの中身
大会1か月前くらいにお知らせメールが届いたら、香港マラソンアプリを携帯にインストール。アクティベーションコードを入力すると、名前や距離、コース、ゼッケン番号などの個人情報が反映されます。レースパックコレクションの日時はアプリ内で選択し、QRコードを取得。必要な情報全てが一目でわかるようになっているので、紙など無くしがちなわたしのような人には便利で有難いシステムです。
ボードにはフルマラソンに参加する人の名前がアルファベット順に記載されている
マラソンエキスポは維多利亞公園(ビクトリアパーク)でマラソン数日前から開催。指定時間に行き、自分の距離のテントでQRコードを見せてゼッケンが入っているパックを受け取ります。事前予約してあるので混みあうこともなくスムーズ。スポーツメーカーやドリンクなど各種のメーカーテントで景品を当てるゲームや、香港の街中マラソン写真撮りブースなどもあり、列ができるほど賑わっていました。わたしも例外なく並びました。
当日の流れ
さてレース当日です!興奮して眠れないというランナーも多し。参加する距離により、スタート地点とスタート時間が異なります。10kmのスタートは香港島、その他は尖沙咀(チムサーチョイ)からのスタートです。わたしはフルマラソンのBグループだったので、4時起床、スタートは6時40分。
持ち物を預ける人は文化中心裏に設置されているテントで、所定のビニール袋の口を縛ってもらい、スターフェリー乗り場の前に何台も並ぶトラックの中から、自分の番号のトラックを探して積み込みます。ここでトイレも済ませておくとベター。
熱気ムンムンのスタートライン
フルマラソンとハーフマラソンのスタート地点は彌敦道(ネイサンロード)。セキュリティーチェックを経て、スタートラインへ進みます。写真を撮る人、音楽を聴く人、足踏みする人など各自の世界に入って準備。会場のアナウンスは広東語と英語。そして10からのカウントダウン。拍手喝采のなかのろのろと歩き出し、ストラバ(ランニングアプリ)やウォッチの開始ボタンをプッシュ。スタートラインを越すと間隔ができ、ジョグ開始。左右からのカメラのフラッシュや声援を浴びて、これからはじまるランニングジャーニーに胸が高鳴ります。
橋の上は強風
香港マラソンは九龍を出発してから、橋を2本渡り、海底トンネルをくぐって香港島でゴールというコースなので、香港をまんべんなく見るのに最適です。
エイドステーションでボランティアによる給水
手作りポスターで応援
エイドステーションでは水とスポーツドリンクのほか、場所によってはバナナと塩キャンディーの配布もあります。空ボトルをドンドン太鼓のように叩くボランティアさん、「がんばって」と日本語で声をかけてくれる学生さん、応援ありがとうございました!
完走者しか手にできないフィニッシャーメダル
ゴールするともらえるフィニッシャーメダル
目指すゴールはビクトリアパーク。最後の力を振り絞って、やった~完走!ゴールの向こうでは完走者だけに与えられるご褒美が待っています。ゴールは右側がフル、左側がハーフで、メダルに刻まれている文字が違います(フルは「Marathon」、ハーフは「Half Marathon」)。ゴール後はバナナと水を手渡されて水分と栄養補給をします。ゴミ分別もあり、荷物も手際よく受取りができて、全ての面で手際よく段取りのいいマラソン大会でした。
いかがでしたか?
香港マラソンはPBにチャレンジしたい人、走りながら香港を観光したい人におすすめです。
来年は参加してみよう!と思われた方、会場でお会いしましょうね!
りんみゆき
トラベルランナー/ホームレスウォーク・難民ハイキングボランティア
JADP認定マインドフルネススペシャリスト
香港や旅先で気ままに楽しく走るお気楽ランナー。今までに15か国、22都市のレースに参加。著書に「海外のいろんなマラソン走ってみた!」がある。
IG:runtheworldmi
カノッサ病院にて医療通訳、ケアラインを担当。
URL:www.canossahospital.org/jp
tel 2825 5849
気軽にできるお散歩・ジョギングで、心身のウェルビーイングを推奨。
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