2024/06/23
アート好きやアーティストが集まる場所として注目されている黄竹坑(ウォンチュクハン)に、4階建ての黄竹坑駅MTRモール「THE SOUTHSIDE」が6月21日にオープン!おしゃれなカフェやレストランが集まり、これから益々注目される場所になりそうな予感がします。
今回はその中で、新しくオープンしたcity’super neighbourhoodをご紹介しましょう。質の高い食材を提供する高級スーパーのイメージで香港在住者に知られているcity’super。その名に冠されたneighbourhood(近所)という文字に首を傾げる人も多いと思います。それもそのはず、city’superの新ブランドなのです。
「香港アイランド・サウスでは初のメガ・コミュニティ専門のスーパーマーケット」になるというこの新店舗は、毎日の食事に便利な食材を揃え、日常生活の一部となることをテーマにしたそう。さらに、この新店舗では毎日1000種類以上の日用品を「ご近所価格」(こちらの購入方法は記事最後の方をお読みください)で販売していくそうです。
オープンから2週間(7月5日まで)はHK$ 600の購入で10%オフになるなど、さまざまなプロモーションを行うそうなので、早めに覗いてみることをおすすめします。
今回は新店舗で登場する新顔たちを特別に一足早く紹介してもらいましたので、そのレポートをしましょう!
山形牛は一般的な和牛の飼育期間より長い35ヶ月間飼育したことで、霜降りの入り方が一段と良くなり、脂っぽさがなく、滑らかな舌触りと、肉肉しい風味を持つお肉好きにはたまらない牛肉になっているそう。
また、江田牛は、無添加和牛で、日本和牛の殿堂入りを果たした最高級品。牛の成長を促進する高性能のホルモン剤や、病気を予防する抗生物質を使ったりせず、また農薬を撒かない牧草を食べさせるなど、手間と費用を惜しまず、有機的な方法と、最新のAI管理技術を取り入れて、牛の成長管理と家畜の飼育環境も最適化を図りながら育てています。宮崎県全体の畜産農家で自然放牧を実践しているのはわずか1%。日本全国でも0.2%なのだそう。とても柔らかくスッと入ってくる味わいです。
RF1が作るお惣菜コーナーは、日本のデパ地下さながらの取り揃えです。おすすめは、ローストビーフのわさびあえ、ちょっとツンとくる風味が食欲をそそります。疲れた時に、仕事帰りなど寄りたくなりますね。
筆者の大好きなおさつスティック(大学芋)。
お弁当もありますよー。ヘルシーなキツネ冷や麦弁当。
盛り盛りの海苔弁。
そしてcity’super neighbourhood初の試み「MEAL DEAL」。毎日の食事、何を作ったら良いかアイデアが枯渇したという方のための食材セットコーナーです。このコーナーにある薬膳スープ食材+お肉+野菜をそれぞれひとつずつ選べばその日の食事がバランス良く食べられるというもの。セットでHK$ 135というお手頃価格も二重丸!
このあたりに住む人々が使いやすく生活しやすくなることを願ったサービスのひとつです。
そして今回なんとグルメな人に人気の日本スーパーマーケット成城石井も新たにラインナップに入りました。香港初上陸!
人気のライナップに加えて冷凍物もありますよ〜!
冷凍食品といえば、city’superのトーマス・ウー(Thomas Woo)社長は、今とても注目している食品として冷凍食品をあげていました。日本の冷凍技術は日々進化していて、冷凍お惣菜なども、言われなければ冷凍だとはわからないほど。これを忙しい香港の人々にぜひ知ってもらいたいとのこと。確かに冷凍庫に賞味期限の長い冷凍食品が入っていれば、疲れて帰ったときや、買い物に出たくないとき、急なお客様が来たとき、またはちょっと小腹が空いたときなどとても安心ですよね。
ちなみにHong Kong LEIでも香港で頑張っている人をご紹介するカバーストーリーのスポンサーでもあり、化学的調味料が無添加の冷凍食品を扱うTASTING TABLE Japan Premiumの商品も「蔵」コーナーの冷凍セクションにありました。こちらは高級ラインのZ’s Menuの商品です。かき揚げ天ぷらや海老天などもあるんですよ。え、これ冷凍?ですよね(笑)
そしてもうひとつ「蔵」コーナーで新たに登場したのが、8代目儀兵衛が開催しているお米番付で受賞した銘柄米たちです。広島県山県郡で生産される「いのちの壱」はもちもち感が強く、粒は一般的なコシヒカリの1.3倍にも!また、このお米は8代目儀兵衛お米番付白米コンテストで優勝したお米だそうです。ちなみに、生産者(お米を持ってるお2人)と登場した8代目儀兵衛さん(マイクを持ってる方)曰く、白米は土鍋で炊くとお米の炊ける香りと、多少のお焦げでよりおいしく感じられるとのこと。みなさんもぜひ土鍋で炊いてみてはいかがでしょう?
確かに粒が大きい!!
それぞれの生産者の名前と味の特徴がグラフ化して見えるというこだわりがすごい。
その他ベーカリーや菓子類では、昨年、香港上陸20周年を迎えたベーカリーのリトルマーメイドが、新商品としておにぎり型のクロワッサン調理パンを販売し始めました、その名も「おにぎりクロワッサン」だそうです。
「Good for Kids」商品として、子どもも安心して食べられる塩分が控えめなオランダ産のチーズ。一口食べたら塩分が控えめなのがすぐにわかるほど。臭みもなく、柔らかく、なんだかお刺身を食べてるような不思議なチーズでした。とてもおいしかったです。
個人的に感動したのが、福砂屋のカステラが店舗を構えたことです。これまでポップアップなどで期間限定はありましたが、今回初めて香港での常設店となります。特に今回はココア味のカステラ(オランダケーキ)も登場!
試食させていただきました。ふわふわもちもちしっとり。やっぱり福砂屋は最高です!
ワッフルコーンの中身をチョコでコーティングして、アイスコーヒやカプチーノなどが飲めます。アイスなのでチョコが溶けてしまう心配もなく、最後までおいしくいただけます。トップのハートはストロベリー味。
お酒のおつまみにも、おやつにもなる食材にこだわった桂新堂の海老の焼き菓子。本当の海老を姿焼きしているので、海老そのままの3Dの形をしています。エンターテイメント性も抜群のびっくりなお菓子です。
こちらはcity’superブランドのホームメイドCold Brewの中国茶シリーズ。本当にお茶っぱが入っています。色素、砂糖、保存料が無添加で、とっても優しいお味。
そして筆者が試飲させていただいてとってもおいしいと思ったのが、獺祭のDASSAI BLUE Type 23 純米大吟醸。元々は日本生まれではあるものの、neighbourhoodに公式上陸したものは醸造所が米国ニューヨーク州にあり、そこにある湧水の硬水と山田錦のショートグレーンを使って生産されているものです。硬水だからなのか、普通の獺祭よりもフルーティーでスカッとした甘さとキレの良さが、するっと飲めてしまう飲み心地です。日本酒ファンは、海外で生産された日本酒という事実にびっくりすること間違い無いでしょう。
さて、最初にお伝えしたお得な購入方法は、neighbourhoodのメンバーシップなれば、この赤いタグのついた商品は10%オフになるとのこと。通常使いの食材にはタグがついたものを多く見かけましたので、メンバーにならない手はなさそうですよ!
city’super neighbourhood
Address: Shop 308-313, 3/F, THE SOUTHSIDE, 11 Heung Yip Road, Wong Chuk Hang
(MTR Exit B of Wong Chuk Hang Station)
Business Hours: 10AM to 10PM
Webpage: https://southside.citysuper.com.hk
行き方はMTR黄竹坑駅直結なので簡単。B出口を目指して。B出口がTHE SOUTHSIDEモールの入り口です。
さすがアートの地域、黄竹坑だけあって、廊下ではたくさんの小中学生の子どもたちの絵が飾られていました。どれも色使いが素晴らしいですね。
モールは全体で4階建て。このあたりに住まれている方はもちろん、黄竹坑には素敵なギャラリーもたくさんあるので、このエリアに来る際にはTHE SOUTHSIDEに寄ってみてくださいね。
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
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