2026/05/04
いつも超激務をこなしているMIRRORのメンバーたちですが、特にこの4月はスケジュールの密度がアップしたようです。4月上旬にイーダン・ルイ(呂爵安)と共にマカオで2回のコンサートを開いたアンソン・ロー(盧瀚霆)は月末の1週間で再びマカオを2度も訪問してコンサートとイベントをこなしました。ロックマン・ヨン(楊樂文) は5月から始まる舞台劇『關於那隻龜回魂的故事』の練習の合間を縫って出演映画『寒戰1994』のプレミア上映とその記者会見に参加、そしてわずか数時間後に第34屆 香港舞台劇獎頒獎禮の授賞式にハシゴしました。そうそう、新たに始まったTVドラマ『IT狗 2.0』の番組宣伝にも奔走しています。
左:イーダン・ルイ(左)とのコンサートを始め、4月はマカオを頻繁に訪れたアンソン・ロー。右:映画『寒戰1994』プレミア上映会前の記者会見に登場したロックマン・ヨン。ⒸLinda Hung-Hom
超人的なのは、メンバー全員がこれらのソロ活動と並行して4月27日に発表されたグループ曲『ATTENTION』の制作に携わっていた点。新曲となれば必然的に歌の練習と録音、さらにダンスの練習にMVの制作というハードワークが付随するわけで、凡人であればこれだけでグロッキー(死語)間違いなし。
中でもこの4月のアンソン・コン(江※生)ことAKの忙しさは群を抜いていました。わたしが知っている限りでも、まず3月30日のソロの新曲リリース。それに付帯した一連の新曲プロモーション活動。同じタイミングに開催された香港国際映画祭ではオープニングに登場し、さらに自らの主演映画『我們不是什麼』および『大分瓶』プレミア上映と記者会見に参加。ついでに知己の友、エドウィン・リ(李雨蓒)を激励するため、彼の主演作『超風』(英題:Cyclone)の記者会見にも姿を見せました。
左:『超風』、中:『大分瓶』右:『我們不是什麼』のプレミア上映会前記者会見にて。右はAKの応援に駆け付けたMIRRORとERRRORのメンバー ⒸLinda Hung-Hom
靴ブランドの春夏コレクション発表のPR活動もありました。音楽祭の記者会見では隊長に代わってリーダー役も務めたことも忘れてはいけません。さらにさらに、香港電影金像奨では、プレゼンターとして登場し、アジア最大級のカルチャーの祭典『CON-CON® HONG KONG 2026』のステージでパフォーマンスを見せたのも4月でした。その上、映画『我們不是什麼』の封切後は舞台挨拶に精を出し、作品のインタビューや取材への対応、番宣のためのテレビ、YouTube番組出演などもこなしていました。ありとあらゆる媒体で彼の顔を見かけた、「AK強化月間」とも言える一カ月でした。
左から:ギョン・トウ(姜濤)、ロックマン・ヨン、アンソン・コン ⒸLinda Hung-Hom
さ・ら・にです。AKは25 日にはイタリア北西部の街、ウディネで開催される「ウディネ・ファーイースト映画祭」にハーマン・ヤウ(邱禮濤)監督と共に赴き、出品作『我們不是什麼』の紹介をしたのです。作品の上映後、観客からは4分間もの拍手が沸き起こり、多くのファンが監督やキャストと写真を撮ろうと詰めかけ、賞賛を送りました。
Photo Credit:Udine Far East Film Festival & Alice Durigatto
拍手に湧いた観客に向けたスピーチで、アンソン・コンは監督に感謝の意を伝えるとともに「Heal the world, make a better place」(世界を癒そう、もっと良い場所にしよう)と訴えました。そう、彼は自ら敬愛して止まない米歌手マイケル・ジャクソンの、この言葉を使って、映画に込めた思いを伝えたのです。この瞬間、アンソン・コンは、彼のヒーロー、マイケル・ジャクソンの思いを継いでいくことをエネルギーに頑張っているのかもしれないな、と彼の猛烈な働き振りの理由が分かった気がしました。
バックドロップ前にいる監督、AKに群がる現地メディア、映画ファン Photo Credit:Udine Far East Film Festival & Alice Durigatto
そしてもう一つ、彼が使った言葉が「Show More love, less hate」(憎しみより、愛を)です。この言葉はちょうどこの所、MIRRORに関する報道のあれこれが気になっていた自分にも響きました。メンバーが有名ドラマの主役に抜擢されたことに対する口汚い批判意見、別メンバーの身体的特徴について面白おかしく書かれた記事、「ツッコミどころ満載」と評されたMV……。
わたしにとってMIRRORと香港エンタメは、趣味というよりは、不幸の連鎖からわたしを救い出してくれた「恩人」です。その恩人が政治不安、日中関係の揺らぎや暴動イメージとともに、偏った見方をされている状況に強い違和感を覚えたことが、そもそも筆をとった動機。「香港には才能あふれるクリエイターがいて、今この瞬間も熱量の高い、優れた作品が生まれているよ」と伝えたかったのです。
建設的な批評ならまだしも、ここ最近の誹謗中傷や、個人攻撃に近い敬意を欠いたネガティブな言葉に触れ、大切な存在を傷つけられたようで悲しく感じていました。
今回、AKのスピーチに触れ、自分の原点を再確認した気がします。「Show More Love, Less Hate」。これからはHateに消耗し続けるのではなく、Loveを広めることに注力しなくては! 奇しくもMIRRORの新曲には「自分のアテンションを大切なものだけに注ぐ」というメッセージが込められています。
『我們不是什麼』の謝票は5月も継続中!左から:AK、アンソンビーン(陳毅燊)、パトリック・タム(譚耀文)ハーマン・ヤウ監督。ⒸLinda Hung-Hom
またやる気が湧いてきました!
エネルギーをありがとう、AK! ありがとう、MIRROR!
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(人名のカタカナ表記は、基本、既存の作品で使用されている表記に従いました。表記に揺れがある場合や既存の表記が確認できない場合は、便宜上仮のフリガナを付しています。また、本文では敬称を省略しています。)

紅磡リンダ(ほんはむ りんだ)
20年にわたる英国生活、広告代理店勤務、編集者稼業に終止符を打ち、2019年に香港に移住。
移住とともに人生で初めてアイドルに目覚め、MIRROR 沼に沈没。沼から鏡(ミラー)越しに見える、新しい香港を発見する毎日を送る。2025年は66回 MIRRORのコンサートやイベントに参加する程の中毒に。現在、大学院生として香港の歴史(特に映画の歴史)を学んでいるが、そのきっかけがMIRRORだったことは、教授には内緒。
Instagram 紅磡リンダ【星版】hunghom_linda_qedan
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