2016/09/15

ベスト・パートナーになるために ２

時代の流れがあるとはいえ、パートナーシップにおいては、男性は男性性を高め、女性は女性性を高めることが大切。ハグするときにも女性からではなく、男性から一歩近づくようにするのもそのひとつ。それが、前回のお話でした。

今回は、世界的に有名なパートナーシップの権威、ジョン・グレイ博士から学んだこと第２弾をお届けします。

「週に３回×10分間」、男性が女性の話を耳を傾けて聴く。

１回たった10分！ これならできそうじゃないですか？ これでジョンの結婚生活は劇的に変わったそうです。

女性は「感じている問題や感情をシェアしたい」生き物。女性は自分の感情を抱え込む癖があり、語ることが必要なのです。 大切なのは、ちゃんと目を見て「君の話を聞きたいんだ」という気持ちで聴くこと。このときの魔法のフレーズがあります。

「Tell me more.（もっと聞かせて。もっと話して）」
「What else?（他にはある？）」
「Oh!　（え〜っ（それは大変、という風に）」
「That’s terrible.（それは大変だね）」
「What should I do?（僕にできることある？）」

こんな風に聴いてもらえたら、女性は普段よりもっと素直になって話せそうですよね！
特に効果的なのは、「Tell me more.（もっと聞かせて。もっと話して）」です。 女性が抑え込んでいる感情について語ると、オキシトシン（「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす）が出て、テストステロン（男性的なホルモン）が少なくなり、エストロゲン（女性に必要な女性らしさのホルモン）が増えるそうです。男性が真剣に耳を傾けることによって、女性は安心し、素直に心を開けるのです。

セミナーの中で、女性が問題に感じていることを話し、男性は話を聴きながら「Tell me more.（もっと聞かせて）」と言うワークがあったのですが、私も思わず涙があふれてきました。そして、私だけでなく多くの女性が感激で涙を流していたのです。

「目を見て、耳を傾けて話を聴く」。それだけで心は通い合い、２人の関係はぐんと良くなるはずです。女性に安心感を与えるのは男性の役目。安心感に包まれた女性は、ますます幸せに輝くことができるのです。 ぜひ、この記事をパートナーと一緒に読んで、今日から実践してみてくださいね。

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生田サリー

フリーアナウンサー、日本／アメリカで、司会、リポーター、ナレーターとして数多くの番組に出演。現在は、人生・夢・女性としての生き方についての講演など、幅広く活躍中。
http://www.saliikuta.com

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