2021/07/14

日本は梅雨の真っ只中、この季節になると香港で暮らしていたときの除湿器を思い出します…常時2台フル稼働だったな。
こちらは4度目(もう何度目なのかよくわからない)の緊急事態宣言が始まり、オリンピックもどこか遠い国で開催されるような雰囲気です。
両親から誇らしげに「ワクチン打ったよ!」と連絡がきたり、私と同世代の人がちらほら接種しはじめていますね。
あぁどうなっていくんだろう人類は地球は未来は!と、東京の片隅、乳飲み子を片手に憂いてみました。。。

さてさて。幼稚園です。
転勤族の我が家。
来年どこにいるかわからない、というのを口実に延ばし延ばしにしていた幼稚園探し。
同世代の子どもを持つママたちともこの話題が増えてきたところで、まずは見学に行ってみよう!と重い腰をあげて活動スタート。
するともう来年度の説明会が終わっているところやコロナ禍で開催されないところもあったりで
そうこうしているうちにあっという間に願書受付になってしまいそうです。
あぁやっぱり子育て系はなんでも早め早めに情報収集はしておくべきでした。やむなし。

先輩ママからは「全部自分たちの理想に合うところってなかなか難しいだろうから、譲れない部分をいくつか持ってあとは寛容に」とのお達し。
ということでまずは夫婦で確認してみることに。

私の希望
・庭が広い
・食育、素材にこだわった手作り給食
・家から近い
・のびのび遊べる
・英語に触れる時間あれば
・延長保育ある

主人の希望
・モンテ、シュタイナー、IB
・食べ物に気を配っている
・縦割り教育
・自由時間多め

意外と。主人が考えてくれていたことが判明。
わたしの方が自分の都合も含めた条件だったりして(いやでも3年間通わせるんだからきれいごとなしでさ…)
そしてやはり、お互い譲れなかったのが食事のこと。教育方針ではなかったというw

1日3度の食事。
子どもが生まれる前から私も主人もお互い、それぞれに健康に気を配った食生活をしていて
毎日ご馳走ではないけれど、you’re what you eat を家族で感じながら日々生活しているので、どうしても園での子どものお昼ご飯が気になるところ。

できたてのあったかい、身体に優しいごはんがいただけるところが良いね。
ということでお互い教育の理想はあれど、まずはここを最優先に選んでみることにしました。

 

行ってお話を聞くと、食育を大切にする幼稚園の教育方針そのものに共感できたり
園庭の横の畑で農作業体験をしたり調理する機会がある園や、食べ物に感謝していただくことを大切にされているところもあったり。
息子がここの幼稚園で3年間楽しく遊べているかな〜と、説明を聞きながら想像してみました。

私の幼い頃の記憶。
通っていた幼稚園がとても楽しくて、もっと長くいられたら良いのにーと思いながら通った3年間。
給食も美味しくて、今でも時折食事をしたときに当時の味を思い出したり
運動会、お遊戯会、絵画教室、お買い物ごっことそのほとんどが楽しいこと。
大人になった今でも鮮明に覚えていて、振り返ると幼児期のあれこれが人格形成や感受性などに大きく影響があったなと感じています。
なので、私たちの希望もさることながら息子に「幼稚園楽しい!」と感じてもらえるところを見つけてあげたいな、と思っています。

一方で香港で幼稚園を探していたら、きっとこんな基準では選んでいないだろうと思います。
たくさんの言語が習得できるところ、日本語もきちんと勉強してほしいし、将来どんな国で学ぶのか、大学は?など…
言うなればもっと人生的にあったら良いスキルを身につける。長期的な視野でスケールも大きく考えていたかな。予算も含めながら笑

今置かれている環境と状況で、私が親として子どもにさせてもらえる最善を。
幼稚園を探すなかで夫婦でもきちんと子育てで大切にしたいことを共有しあえたことも今回大きい収穫でした。

(幼稚園見学さえも「もっと遊びたかった〜」と泣かれる始末。行く先々で長期滞在を希望されました涙)

もうすぐ3歳。
公園にも毎日行きたがり、遊べる遊具が増えたりお友だちとも一緒に遊ぶ楽しさを身体いっぱい感じていて、毎日一生懸命。
言葉の数もぐんぐん伸びて私たちの会話も良く聞いているので、言動行動ともに気をつけようと省みることも多々です。
下の子の離乳食が始まり、今まで以上に主人とも家の中の分業者、的な存在になっていましたが
きちんと、大事な話もしなきゃですね。

今回の幼稚園探しにあたり、香港で住む子どもを持つ友人たちとも教育についての意見も聞けて
この場を借りてありがとう!
みんなみんな住むところや大事にしたいことはそれぞれだけれど
子どもが愛おしくて一番フィットするところを選びたい、と思う気持ちはみんな同じ。
そのメッセージにたくさんパワーをもらいました。
うーんやっぱり子どもは宝物!


筆者プロフィール:  砂賀美希
日本、シンガポール、香港でモデル活動の後、2018年に第一子を出産。オーガニックについて学び関連のゲストスピーカーやWSを開催。香港で妊活中に東洋医学と出会い体質改善されたことがきっかけとなり、現在中医薬膳師の勉強中。2020年10月、第二子となる女児を出産。

 

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