2019/07/20

紆余曲折を重ねているMTR沙中線の工事ですが、ようやく開通時期の目標が決まりました。

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運房局局長の陳帆昨氏とMTR行政總裁の金澤培氏が正式に発表した内容によると、大圍駅から啟德駅までの区間は来年初めにも開通する予定ということです。現在のMTR馬鞍山線(烏溪沙駅から大圍駅までの区間)も、MTR屯馬線第一期へ名称が変わります。これにより、MTRイーストラインの九龍塘駅の混雑も緩和されることが期待されます。一方で、度々工事に不具合が起きている紅磡駅に関しては、2021年に補強工事が完了するだろうということです。

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つまりMTR屯馬線の残りの区間(啟德駅から紅磡駅)については完成が2年以上遅れることになります。さらに、当初は2021年開通と言われていた紅磡駅から金鐘駅の海底トンネル区間については、まだ検討が必要で具体的な開通目標の時期については明らかになっていません。

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2012年7月からスタートしたMTR沙中線の工事ですが、もともとは2018年と2020年の2回に分け段階的に大圍駅から紅磡、紅磡駅から金鐘駅が開通する計画でした。しかしながら、2014年にまず宋皇臺駅となる付近で遺跡が発見され、11カ月ほど工事が滞りました。また一方で、海底トンネル区間となる會展駅では戦時中の爆弾が何度も発見され、さらに地盤沈下の問題もあったため、工事は度々遅れていました。先に大圍ー啟德間を開通させるだけでも、現在の九龍塘駅の混雑状況を緩和させることができ、また九龍東側と香港島東側へ向かう乗客を分散させる効果もあるだろうと見込んでいます。(2019年7月19日)

http://std.stheadline.com/daily/article/detail/2035922/日報-港聞-沙中線大圍至啟德-明年首季率先通車

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