2020/06/12

これまでのお話、無事香港に到着後、待ち受ける検疫のプロセスを経て、ホテルに到着。

https://hongkonglei.com/quarantine1/
★成田空港到着前に準備した方が良い物、それは食糧!
★日本からの大量荷物はEMSで送った方が検疫時の移動が楽
★検疫所で約6時間待機かホテル1泊かは当日決まる?
★ 香港は唾液検査だからセルフ。痛くない

今回のお話

★ Regal Oriental Hotel(富豪東方酒店)での1泊
★ ホテルから自宅へ移動

 

★ Regal Oriental Hotel(富豪東方酒店)での1泊

「検査結果待機センター」として香港政府が約500室を借り上げたのは、九龍城のリーガルオリエンタルホテル(4つ星ホテル)です。1982年の完成当初はカイタック空港ターミナルビルと歩道橋で繋がっていたそうです。

なぜエキスポの検疫所近くのホテルじゃないのかという疑問もありますが、検疫所からシャトルバスで30分程でホテルに到着。

香港空港から検疫所へ移動するシャトルバスには、3組くらいの乗客しかいない状態だったので感染リスクはあまり感じなかったのですが、ホテル行きのシャトルバスはある程度乗る人が集まってから出発するので、乗車30分間が一番感染リスクを感じました。自分も含め、みんながまだ検査結果が出ていないのですから……。一連の検疫の流れを見て、その他の場所ではソーシャルディスタンスも配慮されていたしリスクはあまり感じませんでした。

早くこの密な車内から出たいと思ったのですが、降りる前に検疫スタッフから宿泊についてのアナウンスを聞かされました。部屋に一度入ったら翌日のチェックアウトまでドアの外には出れないこと、検査結果は翌日11時〜15時に随時知らせることなどです。部屋に入れば同じ内容が書かれたシートが置いてあるので聞き逃しても大丈夫です。

 

夕食はバスを降りてからホテルの入り口ですぐに渡されます。翌日の朝食は、午前8時〜9時の間に各部屋のドア前の椅子に置かれます。「朝食を置かれたことに気づかなかった」という人もいるようですが、私の場合は一晩静まりかえっていた廊下で広東語の話し声が聞こえ始めたので耳をそば立てていると、「朝食置いたよ」のドアノックで合図してくれました。

変換プラグがなく携帯の充電ができずに焦りましたが、親子2人には十分な広さの部屋でバスタブもあったので夜はゆっくりお風呂につかり、22時頃には爆睡していました。

GPSリストバンドは香港空港で付けられます。子どもの腕には大きく煩わしそうでしたが、「Apple watch みたいでいいね!」と言ったらまんざらでもない表情をしていました。(注意:5月下旬より形が変わり、もっとコンパクトになっています)

★ ホテルから自宅へ移動

朝食を食べ、提出書類に必要事項を書き、すぐ部屋を出れるように荷物をパッキングしていると、10:45に部屋の電話が鳴りました。「検査結果は“negative“でした。今から荷物を持ってロビーに降りてきてください」とのことで、受験の合格通知をもらったかのように喜び勇んで部屋を出ました(忘れ物はないかのチェックは冷静に)。行きも帰りも通路やエレベーターでは誰にも会いませんでした。一組ずつの配慮がなされているんだと思います。

提出した黄色い書類に医師のハンコが押されました。隔離中に違反した場合の罰則の説明は前日も2回くらい聞きましたが、最後にここでも念を押されました(後に聞いた噂では違反した日本人がいたとか……)。

ホテルから出ると目の前にタクシーが数台待機していました。ホテルから自宅までの移動手段も記録する必要があるので、乗車時間、運転手の名前とタクシーナンバーを記入しました(ナンバーは運転手の顔写真や名前が明記してあるボードの下に付いているので、ナンバープレートを見る必要はありません)。この移動手段の記録や2週間朝夕の体温測定は、隔離期間中に万が一陽性になった場合の調査資料として記録するので、隔離終了後にどこかに提出する訳ではありません。

 

最終回へ〜

https://hongkonglei.com/quarantine3/
★ 自宅で2週間の隔離スタート。抜き打ち連絡は人それぞれ
★ 隔離12日目の検体提出方法
★ 隔離生活の盲点、オンラインショッピングで日本のクレカが使えない⁉︎
★ 無事隔離終了。リストバンドを外し、アプリを削除

 

 

 

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