2022/11/24

こんにちは。今回も李家の休日コラムは、番外編ペドロの休日です。

香港人夫のペドロが、今夏買ったSUPを使ってみたくて行ってきた吊鐘洲。
吊鐘洲全体は大きい島で、香港4大海蝕洞(海水に浸食されてできた洞窟)の一つであり、香港で一番美しい洞窟「吊鐘岩」(「吊鐘洞」とも言われる)があります。これは、洞窟の形が釣鐘の形に似ているからです。
また、吊鐘岩のある島の一部分は上から見ると金魚の形に見えることでも有名です。

ちなみに香港4大海蝕洞の残り3つは、横洲角洞、火石洲の關刀大洞と沙塘口洞です。また、香港4大海蝕洞を東シナ海4大海蝕洞と表現していることもあります。

吊鐘洲へは西貢埠頭からスピードボートで15分の距離ではありますが、船がつけられるビーチからは40分のハイキングで、最後に90度の岩場をおりなければいけないという上級者コースです。

カヤックで行く方法もあります。カヤックはクリアウォーターベイの相思湾や布袋澳から出発。波の状態にもよりますが、片道1時間~1時間半程度。相思湾と布袋澳ではカヤックのレンタルもあります。

そんなに長くカヤックは無理という方は、布袋澳の水上中心でカヤックをレンタルし、送迎の船をチャーターすることもできるかもしれません。

というわけで気軽には行けず、当然のことながらトイレもなければ、ビーチもないので子連れには不向きです。

一番楽に行く方法は、アイランドホッピングの船で洞窟を海から眺めるしかありません。4大海蝕洞のいくつかを見に行くツアーもあるようです。

夫はSUPで行きましたが、わたしも行くならアイランドホッピングがいいなと思っています(笑)

アイランドホッピングは人数が集まらないと催行されない場合もあるので、事前に問い合わせをしてください。また、船は波が高い、風が強いなどで欠航することも多いです。カヤックも海の状況に十分注意してください。

金魚の形も危険な岩場の上からかドローン撮影でしか見られない、まさに秘境。こちらも鬼手岩同様、香港ジオパーク内にあり保護されています。


来月で香港在住丸18年になりますが、まだまだ知らないところだらけです。

 


田上えり

2004年来港。香港の造園家3代目に嫁いで18年目。家族は香港人の夫と娘一人。日本でメーカー勤務、香港にてピアノ講師を経て、2020年3月まで7年間リトミック教室を主宰。現在はK.K.Gardenでプリザーブドフラワー販売、リボンとハーバリウムのレッスン・販売に従事。K.K.Gardenのブログameblo.jp/kkgardenhk

 

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