2024/02/17
1ページ目ではTea House Theatreをご紹介しました。このページでは日替わりのプログラムについてご紹介します。
プログラムは毎公演変動します。また広東オペラの物語は伝説が多く内容が複雑な場合もありますので、大体どんなお話なのかを頭に入れておくと、さらに楽しめるでしょう。
広東オペラの唄
ラインナップは3種類あります。1回の公演でこの中からひとつが歌われます。
鑑賞日のプログラムはこちらでご確認ください。
《苧蘿訪艷》 Seeking a Beauty
1930年代後半に初演されたこの哀愁漂う歌は、王を敵の手から救い出すために女の誘惑を考える大臣の不安な気持ちを歌っています。
《紅鸞喜》 Vermilion Phoenix
公爵はハンサムな男で、柳紅鶯は彼に興味を持ち、酔った勢いで一緒に烏山に行き、密かに結婚をしようとしますが、多くの誤解のために、彼女は間違った相手と結婚しそうになります。 この曲は、1957年、脚本家の李少芸の作品の中で、女優の芳艷芬演じる戯曲に収録されています。
《五湖浜舟》Wondering the Lake
この曲は、広東オペラ女優の林家聲と李實螢によって初演された『煙雨重溫驛館情』の中の一曲。物語は、女の色仕掛けの計画によって王国の復興に成功した後、大臣と妾は、国家と個人の忠誠心の間で葛藤する中、政界から身を引くことを決意します。
広東オペラのパフォーマンス
プログラムは、1ページ目でご紹介した2作品(柳毅傳之花好月圓、雙蛇鬥)と下の2作品を合わせて、全4作品。1公演でこの中から2作品が上演されます。いずれも本編からの抜粋です。
鑑賞日のプログラムはこちらでご確認ください。
Courtesy of West Kowloon Cultural District Authority
《追魚之觀燈》“Viewing Lanterns” from The Crap Maiden
明代の短編小説を原作とする広東オペラ『追魚之觀燈(鯉の乙女)』は、1970年代に初演されました。
一家が貧困に陥る中、若い学者張は首相の娘との婚約を失いそうになります。傷心の彼を気の毒に思った鯉の巫女は、近くの湖で張の婚約者に化けて彼を慰めます。しかし正体がわかると彼女は張に愛を告白します。
この抜粋では、2人の主人公が優雅な身振りと優雅な水袖の舞で喜びと愛情を表現しています。
Courtesy of West Kowloon Cultural District Authority
《穆桂英招親》Muk Kwai-ying Proposes Marriage
宋の将軍楊宗保は、敵の門陣営を破るために必要な 「龍の木」を入手しに砦に向かっていました。その途中、穆桂英と出会い、お互いに惹かれ合います。 言葉を交わした後、穆桂英は彼に結婚を申し込み、宋の問題を解決するために薪を献上すると申し出ます。宗保は感動し、桂英との結婚を承諾するのでした。
1980年代、有名な広東オペラ・スター、羅家英と李寶瑩によってこの演目が録音され、今日まで人気を博しています。今回の上演は、芸術監督兼学芸員のアレンジによるもので、2人の若き英雄を生き生きと描くために考案されました。
歌詞や台詞は舞台の上に英語翻訳が出てきます。かなり上の方にあるので、字幕を読みたい方は、後部座席をおすすめします。ストーリーはちょっと難しいなと感じる人は、1つ1つの演目は短いので、その場の雰囲気や音楽や踊り、衣装やお化粧などを存分に楽しんでください!プログラムは英語と広東語で調べることができます。こちらから確認ください。
コロナ前には劇場や建築のツアーなども行われていました。また再開されたら、ご紹介しますね!
茶館劇場「粵・樂・茶韻」
公演日:毎週金曜〜日曜
戲曲中心茶館劇場 Tea House Theatre, Xiqu Centre
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