2022/12/10

はじめまして。大坪沙季と申します。

とある日系F&B Companyでメニュー開発の仕事をしている、4歳の男の子の母です。
息子と住み込みのヘルパーさんとの3人暮らしで、香港へ来てもうすぐ1年になろうとしています。

今回は第1回目なので、わたしのバックグラウンドや、どうしてHong Kong LEIのコラムを書くことになったのかを少しお話しさせていただきますね。

元々、東京の大手料理教室で講師をしていて、教室に所属しながら、フリーでもレシピ開発やフードコーディネーターをしていました。

ポスターや冊子、メディアにもちょこちょこ出たりして、この教室でたくさんの初めてを経験しました。

その後、妊娠出産を機に独立し、湘南に移住。
湘南地域のママ向けフリーマガジンでレシピの連載を持ったりして、企業には属さず自分のペースでゆったり働いていました。

ところがある時、本気出して働こう!と一念発起し、仕事への向き合い方をガラッと変える事に。突然フルタイムワーキングマザーになりました。

息子と2人暮らしで、実家も遠方という状況。
当時息子は保育園に通っていたのですが、お迎えはいつでも最後。
土曜保育を利用している子は息子1人きりでしたし、
時には夜間のベビーシッターさんにお願いする事も。
ストレスからか、息子は全身に蕁麻疹が出ました。
それでも仕事には行かなければならず、罪悪感やら疲労やらで、わたしも心も体もボロボロ。
あの頃は本当に苦しかったのですが、それでも母子ともに頑張れたのは、良い保育園に出会えたからです。
お迎えの際、先生の前で泣いたことも(わたしが。笑)一度や二度ではありません。
香港へ引っ越した今でも連絡を取り合い、息子の成長を喜んでくださる、温かい存在です。

さて、そんな精神的にも体力的にもギリギリの生活を送っていたある日、ふと知り合いから「香港にある日本食レストランのメニュー開発者を探している知人がいて、沙季さんにぴったりだと思って。どうですか?」と連絡がありました。

え?香港!?

海外で働くなんて、まして子連れで……考えてもいませんでした。

すぐに香港について調べ、香港には働く女性が多く、住み込みのヘルパーさん文化が定着しているため、小さい子どもがいるママもバリバリ働いている。という事を初めて知りました。

これは……
育児の協力者(しかもプロ)と生活しながら息子を育てられ、好きな仕事で食べていける。
もしかしてものすごいチャンスなのでは?

運命を感じたわたしは、こうして香港で暮らす事を決意したのです。割と即決でした。

2022年2月。
まだ入国時の2週間強制ホテル隔離が残る香港に、大量の荷物と息子を抱えやってきました。

飛行機に乗り、「今から香港に行くんだよ」と伝えたら「オッケ〜」と軽く返事をした頼もしい息子

日本を経つ直前は特に忙しかった為、香港についた日の夜は気を失うように眠ったことを覚えています。
疲れ過ぎていて、これから子どもを抱えて1人で海外生活する事に対しての不安は一切ありませんでした。

今となってはあの強制隔離の2週間は、体と心を休ませ、息子とゆったり過ごせる良い時間だったなと思います。

かくして、わたしと息子の二人三脚の香港生活がスタートした訳ですが、物語はまだまだ序章に過ぎません。

ここからわたしの「ワーキングマザー生活 in 香港」の始まりです。

仕事はやりがいがあってとても楽しく、誇りを持っています。
それは大前提として、どの仕事もそうだと思いますが、その裏には様々な苦悩も付随してきます。
このあたりを今後のコラムで少しずつお話ししていけたらなと思います。

そうそう、このコラムに出会ったきっかけの事ですが。
普段わたしのInstagramでは料理やお店の事を載せているのですが、ある日、仕事をしながら子どもを育てる上で起きた感情について正直な気持ちを投稿しました。

そこにHong Kong LEI編集の方から、「わたしも同じ思いで、香港で働くママとして子どもを育ててきました。応援しています。」というようなコメントをいただき、そこからお話をさせていただくようになり、
「そうやって奮闘する姿をありのまま書いたら、勇気づけられる人がたくさんいるんじゃないかしら?」とこちらのコラムにお誘いいただいた。というのが、わたしがここにコラムを書くようになった経緯です。

今までは仕事柄、ポジティブな姿しか表に出してきませんでしたし、プライベートでも弱みを出すのが苦手でつい自分をよく見せようとしてきたのですが、取り繕って生きる事に何の意味があるのだろう。と感じ始めていたところでした。
現に正直な気持ちを書いたら編集の方と出会う事が出来ましたし、こうして等身大の姿を表現することで人生が豊かになる気がして。

悩み、苦しみ、そして成長(できたらいいな)する姿を残す事で、日記のように後で読み返し、あの時わたし頑張ってたな〜なんて思えて、あわよくば共感してくださる方がいてくださったらいいなと思っています。

これからどうぞ、よろしくお願いいたします。


筆者プロフィール

大坪沙季(Saki Otsubo)

東京の大手料理教室で講師を5年程務め、
その後独立。妊娠出産を機に湘南へ移住し、
レシピ開発やフードコーディネーターとして活動。
2022年香港に移住。
某日系F&B Companyにメニュー開発者として所属。
趣味は料理、金継ぎ、ゴロゴロする事。
息子とヘルパーさんと3人で暮らしながら仕事をするワーキングマザー。

instagram https://www.instagram.com/_sakioo_

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