2024/04/10

国際交流基金主催、香港アートセンターと在香港日本国総領事館が協力する巡回展「妖怪パレード:日本の異形のものたち」が灣仔のHong Kong Arts Centreにて開催中です。

「妖怪」を切り口に日用品、民俗遊び、新聞、雑誌、そして映画やコミックなどの大衆文化を網羅し、様々な時代の妖怪画やイラストを通して、日本における妖怪文化の多様性と歴史を紹介しています。

拝むと疫病に罹らないという阿磨比古(アマビコ)のお札。アマビコの力を信じている人が描いて持っていたと考えられています。コロナ禍でブームとなったアマビエの亜種なのでしょうか?
斎藤月岑(1804-1878)の「人面草紙」の中に描かれた妖怪。きのこらしき頭部と人間のような身体で、どこか愛嬌がありますね。

時代の変化とともに妖怪が恐ろしい存在から魅力的で親しみやすい存在へと変貌を遂げ、多くの人に愛されるようになった変遷が感じられます。

また、香港のローカル・アート・ユニット「We Are The Pigs」によるイベント「香港鬼怪百物語」も同時開催中。日本の百鬼夜行を香港に置き換え、香港島、九龍、新界と、各地区の妖怪をお披露目しています。ユーモラスで、愛らしい姿の香港の妖怪キャラクターに、思わずニヤリとしてしまうこと請け合い!

おりしも香港では「ゲゲゲの鬼太郎」映画の最新版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」(広東語題: 鬼太郎誕生 咯咯咯之謎)が公開中。この春は妖怪にどっぷりつかってみては?

「妖怪パレード:日本の異形のものたち」展覧会

会場:Pao Galleries, 4/F & 5/F Hong Kong Arts Centre, 2 Harbour Road, Wan Chai
香港アートセンター 4階および5階 パオ・ギャラリー

期間: 2024年5月5日まで

時間:10:00 – 19:00

入場無料

Webサイト:
https://hkac.org.hk/calendar_detail/?u=IQYpWdDhgVE

 

「香港鬼怪百物語」

Webサイト:
https://hkac.org.hk/calendar_detail/?u=2L_838_cE9c

Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。

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