2019/02/19

前回は漢方の基本「養生」の話で締めくくりましたが、そもそも漢方って、、、何 なのでしょう?この質問、必ず、漢方講座の冒頭でみなさんに致します。

ほとんどの方が  漢方 = 漢方薬  とお答えになるのですが……それで正解!とは言えないんです。確かに慢性化した症状に漢方薬を使い治療しますが、漢方薬が「漢方」の全てではないのです。

もともと人には”自然治癒力”という本来の健康な状態に戻してくれる力が備わっています。でも、何らかの要因で自然治癒力がうまく働かず、元の状態に戻れなくなってしまうことがあります。

これが”病気”の状態です。ではその“何らかの要因”とは一体何のことでしょう?

体のクセ、生活習慣、思考のクセ… 日常生活の中で、知らず知らずのうちに”健康”と言う軸自体が歪んできます。この“軸”が歪む前には、何らかのメッセージが体から発せられているはずなのですが、日常の忙しさや余裕の無さなどから、そのメッセージに気付かない、また気付いていても放置してしまうので、自然治癒力がうまく働かなくなるのです。

振り子を思い出してください。
振り子は一方に振れた後も、支点を中心に元に戻ろうとする力で規則正しい運動を繰り返します。この元に戻ろうとする力が体でいうところの正に”自然治癒力’‘。支点が動いてしまう(健康軸か歪む)と、振り子もなかなか本来の動きができなくなってしまいます。つまり、日常生活での”自分のクセ”に気づき、体と心の状態を知ることで、はじめて自分なりの整え方がイメージでき、そこから自らの自然治癒力がうまく働きだすのです。

自分の体と心の状態を知る手段 ……  実はこれが「漢方」なのです。

自分の整え方がわかるためには「気づき」が必要。体からのメッセージを聞く練習からスタートです。メッセージを受け取るようになるためには、ゆったりとした気持ちで、自分と向き合うことが大切です。うまくいかない時は、ぜひお手伝いさせてください。経絡トリートメントをしながらの漢方カウンセリングは、体内の氣と血の巡りが良くなり、体と同時に心もほぐれていくので、ゆったりとした気持ちで自分と向きあえます。体が少しでも元気になると、気持ちが前向きになり、心のあり方が、そして思考までもが変わっていきます。そして、心が元気になると、氣の巡りがよくなり、さらに体が元気になる。

そう【体と心は一体】なんです。

漢方は”自分自身を知るためのツール” 病気や不調時の対応だけではなく、不調を未然に防いだり、老化を緩やかにすることも可能です。漢方をもっと身近に感じ、ぜひ生活に取り入れてみてください。きっと健康で幸せになれるはずです。

 

お知らせ:
私が講師を務めるHong Kong LEI のワークショップが開催されます。今回は「漢方の智慧で、輝く更年期を!」です。誰もが迎える”更年期”について。皆同じではなく個々に適した過ごし方があると漢方では考えます。食などを通し最適な方法が学べますよ。
 
【開催日時】2019年2月27日(水)10:00~12:00
【場所】西灣河駅より徒歩5分 (場所は追ってお知らせいたします)
【参加費】HK$350
【定員】20名 子ども同伴可
 
ワークショップお申し込みはこちらです!
 
 
講師:林三貴
薬剤師(日本), 国際中医師, 東京の某有名漢方薬局にて、月経不順、不妊治療など婦人科系のトラブルの漢方相談を主に担当。

WRITER書いた人

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