2023/11/25
こちらのコラムでは香港で見つけて、試してみたらちょっと良かったものをご紹介しています。
皆さん、こんにちは。今回ご紹介するちょっといいものは、奇華餅家の花生脆糖(クランキーピーナッツキャンディ)です。
奇華餅家(Kee Wah Bakery)は、1938年に油麻地の上海街で小さな菓子、食料品店としてスタートした家族経営のお店です。今では香港を中心に深圳、広州、上海、マカオ、台湾に100店舗以上を展開しています。現在のフラッグシップ店は湾仔にあって、奇華餅家のクッキーや月餅が作れる「奇華工作坊」や香港スタイルのティールーム「奇華茶室」も併設されています。
湾仔のフラッグシップ店。創業当時の写真やミニチュア模型も展示されています。
香港の街中で見かける支店
奇華餅家と言えば、パンダの形をした「パンダクッキー」がお土産として有名ですよね。
今回は、そのパンダクッキーを横目に、花生脆糖をおススメしたいと思います。
花生脆糖は、ピーナッツに砂糖などを絡めて高温でローストする中国の伝統菓子です。
筆者が奇華餅家の花生脆糖を初めて食べたのは2017年。なぜ食べた年など覚えているのだ? とお思いでしょう。それは、友人が食べていた花生脆糖の袋を「要る?おいしいよ」と手渡され、食べたら予想以上においしくて、思わず撮ったパッケージ写真が残っていたからです(笑)
2017年の奇華餅家「花生脆糖」パッケージ。この当時は中身が一つ一つキューブの形でした。
こちらがおいしかった記念の写真です。普段、こういう類のお菓子を買うタイプではないので、こんなに食べやすくおいしいとは思いもよらなかったのです。もし店頭で見かけたとしても、自分の勝手なイメージで、「硬くて歯にくっつきそう」と思って絶対に買わないと思います。
実際に食べてみると、脆糖の漢字のごとくカリッと噛めば口の中で簡単に形が崩れて、ほどよい甘さの香ばしいピーナッツを味わえます。奇華餅家の花生脆糖は、大きめにカットしたピーナッツに麦芽糖などを混ぜ、伝統的な製法で作られているそうです。
歯ごたえが良いし飽きのこない味でずっと食べられる……手が止まりません!
現在のパッケージ。中身が長方形になり、個包装(10個入り)に変わりました。1袋HK$28。
ちょっと前にもこの商品を人にお勧めしたのですが、早速試してくれたそうで、「おいしくて4袋くらいまた買っちゃった。友達にもあげたよ!」と嬉しい報告をもらいました。
奇華餅家の商品は、ちょこちょこパッケージをマイナーチェンジしているようです。旧正月前後にお店に行った時には、下の写真のように華やかなパッケージになっていました。中身もまだ個包装ではなく、量も多かったです。たしかHK$44だったと思います。
伝統的な製法による確かな味は守りつつ、その時々に合ったデザインで商品を提供する企業努力も伺える奇華餅家の花生脆糖、ぜひ一度お試しくださいね。
編集部では、読者の皆さんからもちょっといいもの情報をお待ちしています。香港で知った、使い勝手の良い道具、おいしくてびっくりな食材、便利な生活グッズなどなど……、「これは!」というものがありましたら、ぜひお知らせくださいね!
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