2024/06/12

マヤ暦アドバイザーのChikaです。

いよいよ集大成！「起・承・転・結・完」の５つのステージにおける最後の“完”である「第５の城」に入っておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？ 言うなれば新しい年を迎えるために、ゆく年を振り返り、くる年に備える・・・そのようなエネルギーの中、やり残したことはないでしょうか？ わたしはここにきて、今年の汚れは今年のうちに！ という言葉通り、お掃除し残した部分が露呈し、自分自身と向き合うべき出来事が立て続けに起きました。その度に自分の心の在り方や行動が試され、それによって今後の方向性が定まってきている感じです。これもマヤ時代の叡智である暦に沿って、宇宙エネルギーの流れを感じながら過ごしているからこそ気付くことができることだと本当に有り難い気持ちになります。

前回のコラムでご説明させていただきましたとおり、第５の城は次の260日サイクルに向けて準備をする“調整”の期間ですが、実にサイクルとサイクルを繋ぐ重要な期間であると実感するばかりです。下記のように「赤い月」で浄化を促して自分自身の在り方や役割・ミッションを再確認し、「白い風」でそれをいかに人へ伝えたり、表現していくかと今一度内なる自分と向きあってきました。これから「青い鷲」でしぼり込み→「黄色い星」で総仕上げ！という流れで今サイクルが幕を閉じます。早速詳しく見ていきましょう。

20ある紋章も残すところあと２つとなり、『青い鷲の13日間（６月12日～６月24日）』が始まります。上空を悠々と飛び回って全体を俯瞰しつつも、地上の獲物を的確に捉える鷲のごとく、物事を広い視野で俯瞰しつつも本質をしっかりと捉えることを意識してみましょう。先を見通す力が高まる期間でもありますので、自分の役割・使命を実現していくためには何に焦点を定めていけばよいのか思いを巡らせてみましょう。あれやこれやと情報過多になりがちな現代におけるわたし達の日常においては自分との対話を繰り返しながら、テーマを決めて絞り込んでいくことが有効です。

そして自分自身の「心の状態をみる」ということも重要になってきます。第５の城の中の起承転結の「転」である青い紋章の期間ですから最後の「変化・変容」のエネルギー。何か今回のサイクルで気になることやひっかかっていることがあれば、この変化のエネルギーに乗って行動を起こしてみましょう。それには自分の心の状態を良く保っておくことが大切です。否定的な思いがあればそれが拡張され、とことん落ち込んでしまうことになりかねませんので、自分の気持ちを高める方法をいくつか持って、前向きな状態を保っていくことで、より良き方向へシンクロニシティがおきやすくなってくるでしょう。

そして260日サイクルの最後を締めくくるのは『黄色い星の13日間（６月25日～７月７日）』です。まさに総仕上げにぴったりな均整の美と調和のエネルギーですので、「青い鷲」の期間で得た気付きにさらに磨きをかけてみましょう。

誰しもが新しい年を迎える前には、家の中を整然とした状態にし、掃除を行き届かせて、新しい年神様をお迎えする準備をするかと思いますが、やはり同じく環境を整えることは有効です。「○○の乱れは心の乱れ」とよく言われますが、自身の身辺を物理的に整えることは自身の心の中を整えていくことに繋がりますので、気になることはすっきりとさせておき、清々しい気持ちで新しいサイクルを迎えたいですね。

また、黄色い星はプロ意識が人一倍高い紋章とも言われ、徹底的に追求したり、一流の領域まで磨きをかけようというエネルギーでもあります。ですから、自分自身のステージをあげ、より喜びを拡げるにはどうしたらよいかと思いを巡らせたり、実際に一流の仕事をする人や物、上質な芸術作品などにふれたり、情報を得てみたり・・・改めてご自身の在りたい理想の姿をイメージしてみるとよいですね。

仕事、家族、経済、健康、人間関係、など、自分が優先したい分野は何か？ そしてそれぞれにおいてどんな状態でありたいのか、どのような出会いを望み、どんな感情を抱いていたいのか・・・と未来をリアルに思い描きながら書き出してみてもよいでしょう。それこそが次なるサイクルのミラクルダイアリーに書き記す目標となりますし、実際の行動へと繋がっていきます。

約１年にわたり、マヤの叡智をご紹介しながら、ツォルキン暦260日のエネルギーの流れを追ってまいりましたがいかがでしたでしょうか？ わたしにとってマヤ暦との出会いは人生という航海において分かりやすい地図と羅針盤を得たような感覚で、暦のサイクルを重ねる度にそれらがアップグレードされ、一層心強くなっています。振り返ってみると、全てのご縁や出来事が必然であり、無駄なことは何もないのだなぁと在り難さが湧き上がってきます。

以前、マヤの挨拶に「イン・ラケッチ（あなたはわたし。わたしはあなた。）」という言葉があるとご紹介しましたが、誰に対しても何に対しても自分の心の反映であり鏡であると向き合い続けることで、内なる自分との対話がますます深まってきています。皆さまにおかれましても、本来の自分自身を生きることでますますシンクロニシティに満ちた軽やかな日々が訪れますように。

最後に今回わたしにこのような貴重な機会を与えてくださり、毎月励まし、支えてくださったHong Kong LEIに心より感謝申し上げます。

Chika

マヤ暦アドバイザー
静岡県出身。イギリス留学中に出会った香港人の夫との縁で2008年来港。

健康＋農業＋環境＋教育がライフワークテーマ。
真の健康は人それぞれ違いがあり、潜在意識に秘められた本来の役割使命に気付くことからスタートすると実感し、マヤ暦を学び始める。

2022年から14歳の息子と日本で生活中。

instagram chika_happywellbeing