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2025/06/28

突然ですが、「食育」という言葉があります。これは一生の心身の健康を左右する大事な教育だと個人的には思っています。最近、健康のために「4毒を摂らない」というのを提唱されている医師の発信を見ました。その4毒とは、小麦(グルテン)、砂糖、植物油、乳製品です。実はわたしは3年前、体調がすこぶる悪くグルテンと乳糖が残る乳製品の摂取をやめました。そうするとケーキやクッキーなどが食べられなくなり、自然と甘いものをそこまで摂らなくなりました。それ以来見える世界が180度変わりました。大きな変化は1日おきに悩まされていた頭痛が全くなくなったこと。そして視界が明るくなった(笑)こと、胸にしこりができなくなったこと。肩こりがなくなったことでしょうか。睡眠の質も良くなったと思います。そして最近は会う人会う人に、顔色が良いとか、色白になったとか言われるようになりました。聞くと前はもっと灰色っぽかったとか、青黒かったとか、クマがすごかったなど、まあ散々なことを言われます(笑)。

そして医師の言う植物油ですが、現代人のわたしたちが油を使わないで調理するなんて、「はて?」と思いますよね? 炒めたり、揚げたりができないとかなり料理の幅が狭まります。庭先でやるバーベキューは植物油を使わない理想的な焼き方ですが、毎日やるわけにもいかないしー。そんな時、蒸篭を使うことで極めて簡単に健康的に油を使わずに食事を作ることができます。しかも同時に何品も作れるし、勝手に調理してくれるのでとても便利です。今回ご紹介するのは、グルテンと乳糖に加えてさらに砂糖と植物油を使わない素材がそのままのデザートです。

でもうちには蒸篭なんてないし。と言われる方に特に今日はお伝えしようと思います。実は香港の家庭料理で蒸し料理は定番です。我が家も夫にお料理してと頼むと、蒸し料理しか出てこないほど。このコラムでも蒸篭を使ってと謳っていますが、でもだからと言って、香港のご家庭で、自宅で蒸篭を日常使いしている家庭は実は少ないように思います。そんなわけで、今回はあえて香港ローカルっぽく、肩肘張らずに蒸篭を使わない蒸し方をご紹介したいと思います。

写真のように少し大きめの鍋を用意します。蒸すサイズによって普段使いの鍋でも良いし、魚を蒸すぐらいならフライパンでも良いかもしれません。でも蓋と上底が必要です。

上底は高さやサイズ色々あるので、いくつか用意しておくと便利です。香港では上海街のキッチン用品店や金物屋さん、日用雑貨のお店でも見つけることができるでしょう。

作ったデザートの材料は、さつまいも、米粉、卵、水、塩、シナモンパウダー、ベーキングパウダー。以上です。さつまいも3本程度をスライス。米粉と卵を混ぜて、とろとろ状になるまで水を加えます。その後塩、シナモンとベーキングパウダーを小さじ半分程度。生地にお芋を混ぜて、耐熱容器に流し込むだけです。少し多めに水を張った鍋に置いて、30分程度加熱。柔らかくなったら取り出します。火加減は中火で。大体の塩梅を見ながら作ってみてくださいね。

今回は、砂糖もバターも使っていません。自然な甘さだけです。甘さが欲しい人は蜂蜜、濃厚さが欲しい方はバターを添えても良いでしょう。わたしは今回は焼きリンゴを作って添えました。さつまいもの濃厚さと、りんごのさっぱりした甘さがとてもよくマッチしておいしかったです。

基本的にスライスしてかき混ぜて流し込むだけの手間ですので、簡単でおいしい、子どもに食べさせても安心なデザートができあがりますよ〜!

それでは皆さん、また次回まで! 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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