大輪の花(牡丹や薔薇)は、 富や繁栄の象徴として、当時の香港の家庭で非常に好まれたデザインです。
鳥や動物: 鶴やツバメ、さらにはパンダ(右から5段目など)が描かれた、当時ののどかで素朴な空気感を伝えるデザインも見られます。
伝統的な絵柄: 馬に乗った武将(下段右から3番目)や、おめでたい婚礼用の囍(ダブルハピネス)の文字(6段目の右から7番目)や赤いランタンが描かれたもの(2段目右から5番目など)は、人生の節目となる大切なイベントでの贈り物としても重宝されました。
モダン・洋風なデザイン: 自転車に乗る子どものイラスト(2段目の左から2番目)や、幾何学的なミッドセンチュリー調のグラフィック(下から3段目の左から2番目)など、西洋文化が流入した香港らしいハイブリッドなデザインから、時代が近代へと向かっていく様子が見て取れます。
その他、香港らしい配色や魔法瓶の美しい形状や質感も観察してみてください。きっと昔の香港を想像できるのではないでしょうか?
本企画を担当するのは、さまざまな展覧会やイベントも手がける古物店「夕拾(Jiksap)」。異なる時代のモノたちが果たしてきた役割を提示し、古いモノを“再想像”することで、現在や未来へとつながる新たな意味を紡ぎ出すことを目指しています。そして会場に展示される作品の数々は、久米美由紀氏が30年以上にわたり大切に集めてきた貴重なコレクションを、自らレンズに収めたものです。
会場のLemna of the alchemist は香港で人気のカフェブランド「牧羊少年咖啡館(The Alchemist Cafe)」が手がける、レストラン、バー、そして文化スペースが融合したお洒落なコンセプトショップです。 「Glasshouse Culture Area」と呼ばれる通り、ガラス張りの開放的でモダンな空間が特徴で、展示会や様々なカルチャーイベント、ライブなどが行われるエリアとしても知られています。
『水壺傳 // FLASKSCAPE』展
会場: Lemna of the alchemist (Glasshouse Culture Area)
住所:尖沙咀梳士巴利道10號香港文化中心餐廳大樓地下
G/F Restaurant Block, Hong Kong Cultural Centre, 10 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui
会期: 2026.07.05 – 2026.08.25
営業時間: 12:00–20:00
入場料:無料
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