2024/01/31

今年の冬は、クリスマス前、そして1月下旬が、例年よりなぜか寒かったですね。香港生活が長いわたしは、肌の体感温度がすでに香港基準。10℃前後にしかならない香港の真冬でも骨身に沁みます。最近もまたまた寒い日が続いていますね。

わたしが高層ビルに住んでいたころは、寒くて寒くて、案外外にいた方が暖かいかもと思えるほどの時期もありました。冷え方が、底冷えするとか、芯から冷えるという「冷え冷え」という表現がぴったりでしたので、ヒーターのない生活は考えられませんでした。

実は村屋に住む我が家にはヒーターがありません。一昨年まであったのですが、壊れてしまい、そのまま何も買わずにいます。

村屋に引っ越してきた最初の冬、気がついたらほとんどヒーターの出番がありませんでした。思えば、家族全員が、高層ビルで体験した寒さとは寒さの質が違ったように感じました。我が家は日当たりの良い地上階なので、もしかしたら、地熱が伝わってきているのかもしれません。壁の薄い家自体が昼間温められ、夜になっても温度を保っていたのかもしれません。

なので最後のオイルヒーターが壊れてからというもの、我が家にはヒーターがありません。村屋でも場所にもよると思いますが、我が家の場合は、思ったより過ごしやすく、暖かく過ごせています。と言ってもやっぱり、普通にフリースなどを着て温かくしていますし、暖を取るものも少しはあります。今回はわたしが村屋で暖かく快適に過ごす方法をご紹介します。

 

1)バーベキューのチャコールを燃やして暖を取る。
キャンプ好きな人は、ずーっと炎の前に座りっぱなしでしょう(笑)。香港では焚き火は禁止されていますが、バーベキュー用のチャコールなら問題ありません。キャンプ用の七輪のようなものや、焚き火ができる形状のものがあるので、それで火を起こします。何を焼くでもなく、上にスープを乗せたり、マシュマロを焼いてみたり。自宅の庭で暖かい物を飲みながら火にあたるのは本当に癒されるし、体が芯から温まります。村屋の冬の楽しみのひとつとも言えます。

2)湯たんぽ
これは最高におすすめです。乾燥しないし、じわじわっとくる温もりが優しい。フェイクファーのようなカバーがついたものだと、愛犬を抱いているような気にさえなって癒されます。膝掛けの下に湯たんぽを入れると長時間温かさを保てます。ひとつ布団の中に入れて寝ると、すぐにぐっすり寝られるだけでなく、湯たんぽがなんと朝まで温かいんです。

3)即席こたつ
村屋に来てやり始めたことなのですが、まずはカーペットまたはブランケットの下に耐熱シートを敷いて、折りたたみ式のちゃぶ台のようなテーブルを置き、その上に毛布やブランケットや布団など、何でも使えそうなものを2〜3枚重ねて被せます。必要であれば、アートショップなどで買える大きめの板のようなもやお盆のようなものを上に乗せて即席のコタツを作ります。ちょっと寒い時は湯たんぽを抱えて座ると気持ち良い暖かさに。さらに寒い時は、布団乾燥機を突っ込んで温めて入ります(笑)。実は布団乾燥機は時間の設定ができるのでとても便利なのです。反抗期の子どもも中に入って一緒にゴロゴロできたりと、なんとなく家族団欒な平和な時間を過ごすことができます。

4)布団乾燥機
布団乾燥機は我が家にはなくてはならない物で、2台が年中フル稼働しています。村屋だけに限ったことではないですが、香港は本当に湿気が多いので、雨の多いシーズンなどは、明らかに布団がジトっとしていることもあります。そんな時、毎晩布団に入る前に温風をかけておけば、カラッとした温かいお布団に入ることができ快適です。冬は布団を温めるために。春秋は乾燥させるために。夏はダニや虫除けモードなどにして使っています。寒い時だけは、上でも述べたように、こたつに使ってぬくぬくと仕事をすることもあります。ちなみにベットでの使用も快適さは変わりません。布団乾燥機はその辺の電気屋さんで購入したので、香港でもポピュラーなものではないかと思います。

村屋の場合、蚊やサンドフライの攻撃に合わずに外を楽しめる時期は、寒い時期である今だけでもあるので、昼間は日が出たら、多少寒くてもブランケットを持って外にでて、冬の香港村屋生活を楽しんでいます。そんなわけで、なんとなくヒーターがなくても工夫して過ごせちゃってる香港の村屋ライフですが、香港のピリっと寒いこの貴重な時期も楽しんでみようと思っています。

 

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