2024/02/07

早いものでもう２月に入り旧正月が間近となりましたが、みなさま如何お過ごしでしょうか？
以前は脱毛と聞くと夏とか肌を見せる季節のイメージが強かったですが、今やVIOや男性ヒゲなど季節関係なくニーズがあるので、そのイメージは薄らぎつつあります。

さて、今回は、ティーンエイジャーの脱毛についてです。

昔と違って今や小学生高学年ぐらいから美意識の高い子どもたちが増えて、ムダ毛を気にしたり、お小遣いでコスメコーナーなどで、手軽にT字カミソリが買えたりして、自己処理が身近にできる環境が整っています。
又親の側でも自分自身が脱毛経験していて、「娘に脱毛を早く受けさせたい」と、ご連絡をいただく事も多くなりました。

結論から申し上げますと、ティーンエイジャーでも永久脱毛は可能です。ですがそんなに気にならない程度なら、身体が大人に近づいた辺りからの（生理が安定して来ていて、身長も著しく伸びなくなった高校生ぐらいからのホルモンが安定しだした頃ぐらいから）スタートの方が、通う回数が少なくて済みます。
よくありがちなのは、生理が始まって脇に柔らかい発毛が少し現れた頃に、お母さんが「今生えかかってるウチに処理してしまうと早く脇の毛がなくなるんじゃないか？」と思われて来店されるパターンです。

脱毛自体は、生理が始まる前からでも、身体に悪影響のあるものではありませんが、まずはこちらをご覧下さい。

【毛がなくなるメカニズムとは？】

毛は赤丸の毛乳頭の毛母細胞から栄養を摂って、毛は成長（伸びる）しています。
レーザーや IPL系の光をお肌に照射すると、見えない皮膚下の毛の黒いメラニン色素に光が反応して一瞬熱が発生し、毛が導火線のように赤丸の部分の毛乳頭に伝わって熱処理されて、もう毛が生えてこなくなります。
これが、脱毛したら毛がなくなるメカニズムです。

ティーンエイジャーの脱毛の話に戻ります。
ティーンエイジャーの身体は成長過渡期にあり、細胞分裂も盛んです。
脱毛すると言う事は、上記のように毛の根元に熱を加えて熱処理するわけですが、
ティーンエイジャーの身体はその熱処理を「ケガをした」と認識してせっかく熱処理した毛乳頭部分を、自己再生能力によって元に戻そうとします。
若ければ若いほど、ケガした部分はキレイに早く治りますよね？ それが自己再生能力です。

つまり早くから脱毛しても、照射してしばらくはキレイな状態を保てますが、又生えてきます。お母さんが思うように直ぐにはなくならないのです。
一般的に生理が安定して来てから脱毛開始できると言われるのは、ホルモン状態が安定してくる為です。安定してくると発毛自体が安定してくる（脇で言うと、少ない発毛だった頃より大人の範囲で生えてくる）ため、生理前から開始するより、脱毛期間が短くて済みます。
遺伝的に小学生低学年から、毛量が多い、本人も気にしている、などの場合には脱毛する事により、一時的にストレスから解放され少しずつ薄くなる事も期待できますが、先に記しましたように待てるなら高校生ぐらいまで待ってから開始した方が期間も回数もすくなくて済むと言う事です。
脱毛開始するまでは、前回に記しましたように、抜かない、深剃りしない、頻繁に剃らない、を守って下さいね。

小学生で行われる性教育の時間の時に、「ムダ毛のお手入れ」って何故ないのかな？ と思います。たかが毛されど毛。個人差のある毛、だからかもしれません。
冒頭にも記しましたように簡単に剃毛用品が買えるようになってるので、ムダ毛について、娘さんと話しする機会をもっていただけたらなと思います。

最後に、思春期の娘さんが親の言うことより他人の、しかも毛の専門家の方から毛の処理の正しい仕方を聞くと素直に聞いてくれる、と言う事で無料アドバイスも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。その際の勧誘はございません。

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西田美保

2000年京都で初の「京都レーザークリニーク」を歯科医師の元夫と経営する。2002年香港で初の日系脱毛専門店「NISHIDA IPL PROFESSIONAL CENTRE」を立ち上げる。2024年で香港22年目を迎える。他の脱毛店では真似のできないオリジナルメソッドで無毛に導いてゆく。元歯科衛生士。AEA認定エステティシャン。