2023/12/22

みなさん、こんにちは!

今回の「Old Hong Kong in Colour (彩られ蘇る香港今昔)」は、「香港を訪れた有名人」というテーマです。

LEIコラム「偉人たちが見た香港」を読んでいただくと分かりますが、100年以上前から日本人は、ヨーロッパへの航海の寄港地として香港を訪れていました。そして、西洋と東洋が混在する魅力的な香港の風景や香港での出来事を記録に多く残しています。

また反対に、欧米から日本へと来た人々も香港を経由しました。そこで今回は、写真に記録されている香港を訪れた有名人について見ていきます。


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1人目は、理論物理学者のアルバート・アインシュタイ(Albert Einstein)です。1922年11月、日本郵船の「北野丸」船上で妻のエルザと写っています。

アインシュタイン(1879~1955)は、1922年10月に日本の出版社「改造社」の招聘により、マルセイユから北野丸で日本へ向け出航しました。航行の途中、11月9日に香港へ立ち寄り、ピークやレパルスベイホテルなど当時のランドマークを探索。ちょうど同じ日に、アインシュタインがノーベル物理学賞を受賞したことが報じられました。しかし、アインシュタインが受賞の事実を知ったのは翌日のことで、上海へ向けて香港を出航してからだといいます。その後、11月17日に神戸に到着。奇しくもノーベル賞受賞者を迎え入れることになり歓待に沸く日本で43日間を過ごしました。

 

 

2人目は、「アジアの歌姫」と呼ばれていた日本でも人気の歌手、テレサ・テン(鄧麗君)です。1970年代、Causeway Bay(銅鑼灣)のPercival Street(波斯富街) で撮影された写真です。

テレサ・テン(1953~1995)は、台湾出身で、14歳の時に歌手デビュー。18歳で香港デビューもはたし、一躍人気となりました。日本でのデビューは21歳ですが、香港を拠点にアジア各地で活躍する歌手でした。日本では、テレサ・テンといえば「つぐない」(1984)が有名ですが、「香港」をテーマにして歌っている「香港の夜」(1986)と「香港〜Hong Kong〜」(1989)という2曲があります。

 

 

最後は、1987年、カイタック(啟德)空港に登場したマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)です。プライベートジェットでの到着でした。

マイケル・ジャクソン(1958~2009)は、世界的人気を不動のものにした1987年、「Bad World Tour」を日本の東京公演からスタートさせました。日本での15公演を終えた後、休暇として香港に来ました。当初は滞在2日の予定でしたが、3週間も香港に滞在し、オーシャンパークや尖沙咀などさまざまな場所でさまざまな体験をしたようです。1993年にもツアーで香港に来る計画があったようですが実現せず、生涯で香港に来たのはこの一度だけでした。

 

その他、写真はないのですが、喜劇俳優のチャールズ・チャップリンが1936年5月香港に訪れた時の様子を以下のコラムでお読みいただけます。

Old Hong Kong in Colour (彩られ蘇る香港今昔)第4回 中環「King’s Theatre(娯楽戲院)」 – 香港で暮らす編集者が送るカルチャー、イベント情報 HONG KONG LEI

 

 

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