2023/04/24
こんにちは。今回のペドロの休日では、ユネスコ認定世界ジオパーク香港地質公園内の果洲群島を紹介します。果洲群島は西貢の南東約16キロに位置し、北、南、東の3つの大きな島と小さな島々からなっています。すべて無人島です。
空から見るとたくさんのフルーツに見えることから果洲群島(フルーツアイランド)と呼ばれているそうです。また同じく上から見るとボーリングゲームの9本のピンに見えることからナインピングループとも呼ばれているそうですが、夫はドローンで写真を撮ったけれども9つのピンには見えなかったと言っていました。
2012年には果洲群島の下には地質時代の超巨大火山があると発表されたそうです。1億4千万年前に噴火し、現在は死火山であるそうです。そのため島は、西貢カントリーパークのイーストダムにもみられる柱状節理(六角形の岩石)で形成されています。
果洲群島へは3つの島をアイランドホッピングする一日のツアーもありますが、夫は北と南別々に行ってきました。定員に達すると催行できるボートシェアの会社をいつも使っています。距離もあって、無人島でトイレやレストランなど何もないので、上級者向けのツアーで、人数が集まらず催行できない日も多いです。また外海に面しているため、天候で船が出せないことも多いです。クリアウォーターベイの布袋澳からスピードボートで片道15分です。
まずは北果洲。北果洲は世界最大規模の柱状節理で形成されている島です。
見どころはもちろん壮大な柱状節理。最も高い部分で100Mを越え、平均直径1.2Mの柱状節理は圧巻です。柱状節理が斜めなことで写真を撮ると月面に立っているように見えるインスタ映えスポットもあります。
そのほか200番の灯台、Big Stove Arch(大灶口洞)と呼ばれる洞窟、連なる柱状節理が神殿のように見えるスポット、柱状節理が山の中腹から横に出ているスポットなどが見どころです。
基本的にハイキングコースではなく、岩山を登るのでハイキングシューズは必須。十分気をつけないといけません。
今では地震すら年に数回しかない香港ですが、火山地帯だった地質時代を感じられる果洲群島。いろんな島がまだまだあるなと思いました。
田上えり
2004年来港。香港の造園家3代目に嫁いで18年目。家族は香港人の夫と娘一人。日本でメーカー勤務、香港にてピアノ講師を経て、2020年3月まで7年間リトミック教室を主宰。現在はK.K.Gardenでプリザーブドフラワー販売、リボンとハーバリウムのレッスン・販売に従事。K.K.Gardenのブログameblo.jp/kkgardenhk
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2 件の意見
コメントありがとうございます。布袋澳からスピードボートをチャーターできますが、果洲群島の島には港がないので波が高い日は停泊できないため、出航しません。実際出航できない日が多いです。またスピードボートのチャーターは1艘3000ドル程度です。10名程度集めて船を予約するのが一般的です。現在台風接近中ですので、ここ数日の出航は難しいかもしれません。
ここは秘境中の秘境なので慣れてない方がふらっと行くにはちょっと危険な場所だそうです。柱状節理に興味あるなら、イーストダムが簡単に行けますし、安全に楽しめます。
今香港です。
貴方の柱状節理のSMS見ました。
行き方
迷惑で無ければ教えて下さい。