2025/02/13
皆さん、こんにちは! 新年快楽! 第2回目の香港蒸篭生活です。
最近インスタでよく見かける蒸篭の投稿はとても色鮮やかでおいしそうに見えてそそられますが、実際にやってみるとインスタ映えするように作るのはなかなか難しい! やっぱり蒸すと色が変わってしまったり、しなっとなってしまって見た目が貧弱に見えたりするので、なかなか思い通りにできません。ただ、味はおいしい! 蒸篭を毎日のように使ってるわたしとしては、その辺のことは大目に見てもらって、気軽に使えるものということを皆さんにお知らせしたいと思います(笑)。
さて、わたしの友人でお料理がプロ並みに上手く、食べるのが大好きなMちゃんがいます。もちろん彼女も蒸し料理参入済みで、色々トライしていて知識も豊富。なので、今回は彼女のアドバイスも交えながらご紹介したいと思います。
少し前まで香港に住んでいたMちゃんが、最近、香港でよく海鮮料理屋さんで遭遇する蒸し料理を、とってもおいしそうに作っているのを発見しました。
下に春雨を敷いて、エビを乗せ、お醤油で味付けをして、その上にすりおろしたニンニクを思いっきり乗せる。おいしそうすぎる!
そんなわけで彼女の蒸篭の使い方を聞いてみました。
Q. 日本で蒸篭が流行っているそうだけど、どうして?
A. 無印良品でお安い蒸籠が発売されたからか?日本でもその便利さがやっと認知されて来たみたいでSNSで良く蒸し料理が頻繁にアップされる様になった気がする。我が家も去年台湾で仕入れた新入り蒸籠フル稼働でスチームライフ加速してます。スチーム料理の良い所は重ねて蒸すだけでその場を離れてほったらかし楽ちん調理なのと油を使わないヘルシーさに加えて火元が一口で何品も作れちゃう省エネな所もこの物価高な昨今、光熱費削減に嬉しい所。中華料理だけじゃ無くて、スチーム料理は一気に和食4品調理できます(笑)。例えば、下段2段 シャケのちゃんちゃん蒸し、真ん中は蒸し野菜の和え物や卵焼き、上段はひじき煮、そして最近スーパーでよく見るお安いアルゼンチン産のエビ。こちらは本場中華でやってみようと香港の海鮮レストランでよく出るシャコのにんにくソースをオマージュして春雨と蒸しちゃえば約10分で完成。ビバ! スチームライフ!
Q.蒸篭の重ね方や順番への工夫は?3段重ねると熱い湯気が3段上まで届くのかという一抹の不安も。
A.スチームの強さは下段の方が強いから肉とか魚メインを下段に。やんわりでもいい野菜とか上段にして、下段が出来上がり次第組み直したりしてる。ゆで卵とか脇に潜ませて翌日の朝食にしたり色々楽しい(笑)。
Q.どんな蒸篭を使ってる?
A.しばらく台湾の使ってわかったのだけど、重さといい材質といい形もやっぱり香港の徳昌森記蒸籠のが良い。微妙に違うのです。また買いに行きたい。
Q.サイズは?
A.家族構成とか作るメニューで変わって来るのかなー。我が家は18cmを4つと30cmを2個で回してるけど、子どもが大きくなって食べるようになったから小さいのは20〜22cmでも良いのかなと思い始めたところ。ちなみに下に敷く穴の空いたペーパーは日本で見つけるのは至難の業で、更に驚くほど高いので徳昌森記にある100枚入りはかなりお値打ちだわよ。(*香港在住中は購入できましたが、今もあるかは確証がありません!各自でご確認を!)
なんとも聞き応えのある回答。さすがしっかり使い込んだ人の研究結果でもある回答です。素晴らしい。ありがとう!ということで、友人の作り方を参考にして、今回わたしが作ったのは、冷蔵庫を整理するためのおかず(笑)。
今回は残り物ポークミンチ、しめじ、白ネギ、塩麹、醤油、すりおろした生姜を混ぜて、半分に切った厚揚げの中に詰めました。その後、白菜を蒸篭の下に敷いて、その上に巾着を並べました。もうひとつは春雨を下に敷いて、ライスペーパーで巻いた残りの具とホタテにガーリックを散りばめたものを。これを15分程度スチームしてそのまま食卓へ。
デザートは頂き物の旧正月のこの時期香港で食べる年糕(「蒸蒸日上」棗皇糕(「日を追うごとに豊かになる」)。ペニンシュラ香港ホテルの嘉麟樓 (Spring Moon)のもの。(毎年出てくる定番ですが、季節ものですので旧正月の時期しか出てきません)棗とココナッツのサンドが絶妙なコンビネーションです。通常は卵につけてフライパンで焼くのですが、わたしは何もつけずにただ蒸して食べるのが好きです。甘いので、この時期最高のデザートです。
15分後、蒸しあがりました!実は左側の春雨の方は、ちょっと改良の余地有りでしたが、右側の油揚げの巾着はとてもおいしかったです!酒のつまみにも最高!日本酒が飲みたくなりました。酢醤油や、胡麻醤油に辣油などつけて食べるとおいしいです。
食べてる間にデザートを蒸しておいて、できあがったのがこちら。
ほうじ茶といただき大満足なご飯でした。
それでは皆さま今年も健康的においしいものをたくさん食べていきましょう。
また次回まで!
Hong Kong LEI (ホンコン・レイ) は、香港の生活をもっと楽しくする女性や家族向けライフスタイルマガジンです。
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