2025/06/10

数々の映画音楽で独特の魅力あふれる音楽を作り上げた、フランス人作曲家アレクサンドル・デスプラ氏。彼の美しく幻想的で深みのある音楽は、聴くだけで映画のシーンと共にその時に受けた情感が蘇ります。デスプラ氏の作品といえば、日本人に馴染みの深い2008年製作のブラット・ピット主演のアメリカ映画『ベンジャミン・バトンの数奇な人生』や、2010年製作のイギリス＝アメリカ合作映画『ハリー・ポッターと死の秘宝PART１＆２』、2014年製作のアメリカ映画『ゴジラ』などがあります。その他、2003年の『真珠の耳飾りの少女』、2005年の『シリアナ』、2010年の『英国王のスピーチ』、2012年の『アルゴ』、2014年の『イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密』、2015年の『リリーのすべて』、2018年の『犬ヶ島』、2019年の『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』、2020年の『ミッドナイト・スカイ』、2021年の『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、2022年の『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』など。

デスプラ氏は、なんと11回のアカデミー賞にノミネートされており、そのうち２回、作曲賞を2014年製作の『グランド・ブダペスト・ホテル』と2017年製作の『シェイプ・オブ・ウォーター』で受賞しています。さらに、２つのゴールデングローブ賞と２つのグラミー賞も受賞するなど、彼の完璧なスコアは、まるで魔法でもかけているかのように、手がけるすべての映画が更に素晴らしくなったのでした。世界中の音楽ファンから愛され、今世紀最も才能ある作曲家の１人であると言えるでしょう。今回のコンサートは、音楽家でありデスプラの音楽のアートディレクターであるソルレイ氏によって指揮されます。

Godzilla（ゴジラ）
The Ghost Writer（ゴーストライター）
Girl with a Pearl Earring（真珠の耳飾りの少女）
The King’s Speech（英国王のスピーチ）
The Curious Case of Benjamin Button（ベンジャミン・バトンの数奇な人生）
Wes Anderson Suite: Fantastic Mr. Fox, The Grand Budapest Hotel, The French Dispatch
（ウェス・アンダーソン組曲：ファンタスティック・Mr.FOX、グランド・ブダペスト・ホテル、フレンチ・ディスパッチ ）
Un héros très discret（つつましき詐欺師）
The Imitation Game（イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密）
Birth（記憶の棘）
Lust, Caution（ラスト、コーション）
The Shape of Water（シェイプ・オブ・ウォーター）
Harry Potter and the Deathly Hallows Suite（ハリー・ポッターと死の秘宝PART１＆２）

ソルレイ氏（指揮）
2015年よりアレクサンドル・デスプラの芸術監督およびコンサートや録音セッションの助指揮者となり、ロンドン交響楽団やフィルハーモニア管弦楽団を指揮。その後、サヴォワ地方管弦楽団、オーヴェルニュ＝ローヌ＝アルプ国立管弦楽団、ベルゲンフィルハーモニックオーケストラ（2021）、アラン・ルシアン・エイエンのバレエのためにノルウェー国立オペラオーケストラ（2023）を指揮した。

アレクサンドル・デスプラの映画音楽コンサート

開催日時：
2025年６月20日（金） ８:00pm
2025年６月21日（土）５:00pm

会場：Hong Kong Cultural Centre Concert Hall
チケット：$880、$700、$520、$380、$50
年齢制限：６歳以上
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Webサイト：https://www.hkphil.org/concert/the-film-music-of-alexandre-desplat

コンサートの所要時間は約１時間45分で、休憩があります。