2019/08/14

皆さん、こんにちは。楢橋里彩です。前回に引き続き、福田区に昨年できたばかりの大型ショッピングモール「深圳上城(アッパーヒルズ)」の大特集。前回は、日本食のフードコート「上横丁(YOKOCHO)」をとりあげましたが、今回はモールのなかで食べられる美味しいグルメをご紹介。香港からも日帰りで気軽にいける「深圳上城(アッパーヒルズ)」の魅力を深堀りします!

 

深圳まではおよそ1時間!公共の乗り物はほぼ “電動車”
今回目指すのはMTR東部線の終着駅「落馬洲(Lok Ma Chau)」。

今回の目的地「深圳上城(アッパーヒルズ)」は、地下鉄4号線市民中心駅から徒歩20分かかり(現在ショッピングモール直通の駅が工事中。来春開通予定)、やや遠いので駅の周辺にあるタクシー乗り場から乗車したほうが便利です。


タクシー乗り場は駅の目の前にはありませんが、いたるところに「的士(タクシー)」乗り場を示す看板が出ているので、分かります。車の往来が激しい割には、それほど騒音を感じない深圳の街。それもそのはず、公共の乗り物も電動化は進んでいるからです。電動化は中国の重要プロジェクトの一つ。ハイブリッドや電動車の利用に助成金が出ています。自動車メーカーBYDの本社がある深圳は、公共バス、タクシーなどの本格的な電動化が2010年から始まっており、2017年には公共バスは全てが電動化、タクシーもそれに続いており、現在ほとんどのタクシーが電動化しています。

 

車内は清潔で、クーラーなどで冷え込んでいるものは少なく快適。乗車するとすぐに運転手がシートベルトを着用するように促します。こういうところは香港よりしっかりしているかもしれません。初乗りは10元(160円)。道路が混雑していなければ15分ほどで到着します。

1日かけてゆっくり過ごせるショッピングモール「深圳上城(アッパーヒルズ)」

「深圳上城(アッパーヒルズ)」は昨年オープン。深セン最大級の不動産会社である深業グループの関連会社・深業置地が200億元(日本円で3142億円)を投じて造った商業施設、オフィス、住居、ホテルが一体となった大型複合施設です。週末になると若者たちで賑わう新たな人気スポット!


施設内はハイブランドからカジュアルブランドまで幅広く取り扱うショップはおよそ70店舗。中華、西洋、和食などを中心にしたレストランはおよそ60店舗入っています。
 
高級スーパー「Ole’(オレ)」には輸入食材がいっぱい!

地下には、高級スーパー「Ole’(オレ)」が入っているので、行ってみました。
ここは、中国最大規模の小売りチェーングループ「華潤万家」が運営し、北京、上海、広州、杭州、深セン、大連など、全国におよそ35店舗あり、深圳には8店舗展開。

店内は落ち着いた色合いの空間で、カテゴリー別に分かりやすくまとまっています。輸入食品も多く、野菜や果物が豊富で、オーガニック食品も取り扱っています。

 

日本の食材や調味料も、日本酒もこちらで購入することができます。たとえば、納豆(23元=368円)、めんつゆ(39.6元=634円)。獺祭(720ml)は1,238元(1万9808円)。割高ですが、値段は香港とあまり変わらないという印象ですね。

 

個人的に目に留まったのは、香港には売っていないであろう、中国本土ならではのビール。ジャスミンティフレーバーのビール(写真左)は17.5元(280円)、キンモクセイ風味のビール(18.5元=296円)(写真右)はラベルも可愛らしく、ちょっとしたお土産にもなりそう。

 

本格的な中華をリーズナブルで楽しめるフードコート「食代館(フードオペラ)」


地下には、ほかにもフードコート「食代館(フードオペラ)」が入っています。
ここではインド料理、シンガポール料理、オーガニック料理など、あらゆるジャンルの店舗が15近く入っているので、何を食べようか迷ってしまいます。

 

鍋料理なども手軽に食べられ、火鍋メニューでは、このように多くの具材から食べたい材料を選ぶことができる店舗も。

何を食べようか迷うほどですが、今回私がオーダーしたのはスパイシーな料理をメインとする「魷魚香鍋單人餐(イカのピリ辛鍋1人セット(28元=448円)」
これがピリ辛レベルではなく本格的な辛さ。辛子、山椒、花椒がたっぷり入っている場合が多いので、辛さが苦手な人は「微辣(ウェイラー)」と一言伝えるといいでしょう。

 

ここではセットで飲み物がつくことはなく、あくまでも食事のみのオーダーです。
フードコート内には、徐々に流行りはじめているという「ジュースバー」が入っており、フレッシュジュースなど、ソフトドリンクはここで購入できます。中国では、支払う際に注意したいのは「現金使用不可」の店舗が多いこと。ほとんどいっていいほど現金を扱っていないところが多いです。We Chat Payなどでの支払いが当然のようになっている中国では、フードコートだけでなく、小さな露店でもアプリ支払いが主流になっているので気をつけてください。

所在地:L139, L1, Upper Hills, Futian, Shenzhen
営業時間:午前11時~午後9時
支払い方法:We Chat Pay

 

可愛いすぎて食べられない?!今人気の四川火鍋「隴熙火鍋」

広州省で2015年にオープンした話題の四川火鍋専門店「隴熙火鍋」は、今回深圳市内に初進出です。

この火鍋店が女性に特に人気なのは、何といってもフォトジェニックなメニュー。たとえばバービー人形に盛り付けられた霜降り牛肉や(まるでレディーガガのよう?!)写真のようなテディベアを辛いスープの中にいれてグツグツ煮込む火鍋。食べるのが惜しいくらいの可愛さ!

 

テディベアがちょこんと鍋に入っている「大骨鴛鴦鍋(豚骨太極鍋)/薄辛味・テディベア/68元=1088円」。テディベアは、アボカドとバターとたっぷりの香辛料で作られているもので、スープのなかで溶けたときが食べ頃とのこと。このメニューは女性を中心に人気なんだそう。
ほかにオーダーした「重慶担々麺(18元=288円)」も花椒・山椒がたっぷり入っていて、本格的な辛さを求めている人はおススメです。ランチとディナーの間の休憩時間がないので、中途半端な時間に行ってもいつでも食べられるのが嬉しい。

 

所在地:T3091, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen
電話:0755-82777689
営業時間:10時~零時
支払い方法:現金、VISA、Master、We ChatPay

 

1時間待ちの超人気カフェ「喜茶(Hey Tea)」


深圳を中心に、中国国内で人気沸騰中のお茶専門店「喜茶(Hey Tea)」は3階に入っています。
取材にいったのが平日の午後でしたが、すでに多くの人が待っている状態。オーダーしようとしたらなんと「1時間待ち」と言われてしまい、今回はあえなく断念…。

ここの名物ははお茶と相性の良いニュージーランド産のチーズを使用した「芝芝茗茶(クリームチーズティ)」(19元=300円~)。一口にクリームチーズティといっても、お茶専門店ということもあり様々な茶葉を使用。微妙に異なる茶葉を楽しむことができます。桃や、ぶどう、スイカなど旬の果物の果肉をたっぷり使った「フルーツチーズティ(25元=400円)~」も人気なんだそうです。
行かれる方はしっかりと時間に余裕をもっておでかけくださいね。

 

所在地:T3078, L3, Upper Hills, Futian, Shenzhen
営業時間:10時~22時
電話 0755-26407265
支払い:WeChatPay、 現金
公式サイト:https://www.heytea.com/
★深圳上城(アッパーヒルズ)公式サイト http://www.upperhills.com/?q=en/shopping

 


楢橋里彩
福岡県出身。学生時代よりNHK番組にてバイリンガル学生リポ―ターに。NHK宇都宮局キャスター、ディレクターとして携わった後、2007年より中国・大連にある大連電視台(国営テレビ局)にて日本人アナウンサーとして2年間勤務。2009年より香港へ移住。現在は、香港から香港・中国のニュースを毎日発信している「日刊香港メールニュース」の記者として日々のニュースを追いながら、企業トップインタビュー、司会、講演など幅広く活動中。
ブログ http://nararisa.blog.jp/
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