2017/10/28

良い親子関係はどうしたら築けるのか、子供の気質を知り、持って生まれた才能を伸ばしてあげるのにはどうすれば良いのか、子育ての迷いや悩みはつきないものです。先輩ママに相談したり、育児書を読んだりしても、なかなか気持ちがしっくりしないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか? そして子供がいくつになっても、親としての悩みや心配は形を変えて続いていきます。

去る10月11 日、和僑会の主催で特別セミナー「陰陽五行で知る親子関係~子供の個性を伸ばすには?~」が行われました。当日は和僑会の会場がいっぱいになるほど方が参加し、親子関係についてヒントや、解決の糸口を探している人が沢山居るのだという事を物語っているようでした。

陰陽五行はとても奥が深いのですが、ここではザっと簡単に説明してみます。

中国には古来から、宇宙の万物は、陰と陽、例えば光と影、表と裏、明と暗などの相反するエネルギーに支配されているという考え方があります。

そして、五行とは、木、火、土、金、水の5種類のエネルギーの事で、それらは四季が移り変わるように自然の原理に基づいてバランスよく循環しているのだそうです。

そしてそのひとつひとつには様々な特質があり、その特質を生年月日をベースに紐解いていくと、私たちの生まれもった気質や、性格、才能や興味などがわかってしまうというのです。また生年月日に加え、生まれた時間や場所まで計算すると、より深い個人の姿が見えてくるそうで、実に1296万通りの個性を扱えるのだとか。血液型の4パターン、星座の12パターンとは比較になりません。

セミナーでは、あらかじめ講師の上野さんにメールで送ってあった自分と自分の子供の生年月日から診断されたタイプが印刷されて配られました。一人一人の性格が6つ~8つのカテゴリーに分けられて、陰なのか陽なのか、土なのか、水なのか、火なのかなどが分析されていました。

普段、性格診断を団体でしてもらうという機会はあまりないと思いますが、今回は団体であるが故に面白い結果を見る事が出来ました。先生、私全部のカテゴリーが「陽」なんです。「陰」が一つもないんです!と発言した方が、「確かに!どう見ても全く影のない、明るくてエネルギーに溢れた人だな」と思えたり、「土が多い人居ますか?土の多い人は、頑として動かないどっしり構えた性質を持った人です」との上野さんからの説明に、手をあげた人が揃って、いかにもどっしりと構えた印象が強かったりと、自分以外の人たちにその傾向が当てはまるかを目撃する事が出来たからです。

親子の分析結果を比較して、同じタイプが多く含まれている程、親子は良く似ている。違うタイプが多くある場合はあまり似ていない傾向らしく、親子で併せるとバランスよく色々なタイプが入っている方が調和がとれているのだそうです。

更に親子関係ですが、まず、診断に基づいて子供の気質を知ったうえで、今度は親子関係がどうなのかという説明に入ります。 以下の図を見て下さい。

相生(そうじょう)木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずる。

相剋(そうこく)木は土に勝ち、土は水に勝ち、水は火に勝ち、火は金に勝ち、金は木に勝つ

これで親子の良い関係がわかってくるのだそうです。母親の気質と子供の気質を比べて、母が子を生む関係であるのが良く、父親と子供の気質を比べた場合は、子が父に勝つ関係がベストなのだとか。

またセミナーでは、子供がどんな事に興味を持つタイプで、その子にどんな刺激を与えてあげるのがベストなのかなどについても説明してもらいました。

これらのタイプ診断を参考にして子供とどんな風にかかわって行けばよいのかが見えてくるのだそう。とても奥の深いものなので、もっと知りたい人は、マンツーマンで見ていただくと良いと思います。

さて、筆者の感想ですが…、私は長男とはウマが合うのですがぶつかる事もとても多く、友達のような関係、次男とは性格は全然違うけれど、摩擦が少なくバランスの取れた関係です。それが、もろに、診断結果に出ていたので、驚きました!

講師:上野 由美子さん
オリエンタル・ライフ・カウンセラー
行動生態運命学講師(国際道林太学認定)
大阪外国語大学 外国語学部 中国語学科卒業
2012年、李寶能氏(道家全真龍門派第30代香港地区伝人・獅山宗創設者)に
師事し、行動生態運命学を学ぶ。
2014年、国際道林太学認定オリエンタル・ライフ・カウンセラーの資格取得
 http://orilic.jimdo.com
ブログ:http://orilic.gjpw.net

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