2025/05/27

もうすぐ６月、梅雨の気配を感じ始めた日本です。

昨年は身体の湿気対策にオススメの食材をご紹介しました。

食養生で楽しむ香港子育て 第５回 香港では必ず知っておくべき！ 身体の湿気対策 – 香港で暮らす編集者が送るカルチャー、イベント情報 HONG KONG LEI

雨の日にとり入れてみたよー！という方がいたら、ドヤ顔でコメントしてくださいね（笑）

褒めちぎりに行きます！！

今回も身体の湿気対策にオススメの食材の一つ「小豆」をご紹介してゆきます。

香港でも「Azuki bean」「Adzuki bean」「red bean」と書かれて売っています。

食養生を始める前は小豆＝あんこのイメージしかなく、自宅で調理して使うなんて夢にも思っていなかったのですが、今では毎月一度は必ず食卓に登場しています。

推し食材は山ほどあるのですが、小豆も推し活うちわを作りたいくらい、ヒーロー的存在です。

（お前のパンツ小豆色ー！ とからかわれている女の子が主人公の、あずきちゃんというアニメがあったのをご存じですか？ 原作者は秋元康さんだそうです。

小豆を推すなら推しカラーの小豆色のパンツを履くべきか……笑）

なぜ小豆がオススメかというと

・腎臓に働きかけ水分代謝を促す。（腎臓に似た形をしているので、小豆は腎臓に良いと覚えると良いですね）

・身体の循環を整える。

・更年期障害予防や老化防止など、女性がいつまでも元気で美しくいられる要素に関わる。

などの効果が期待できるからです。

怖がりのお子さんも摂ってゆくと良い食材なので（腎臓は「怖い」という感情に対応しているので）、離乳食中期から一緒に食べられます。

皮が消化しづらいので茶こしで濾してあげたり、後述する小豆茶を最初は一緒に楽しんで、１歳頃になって消化力が上がってから豆全体を食べ始めても良いですね。

砂糖で煮てしまうと小豆の効能が無くなってしまいます。

【オススメのとり入れ方】

・小豆の乾燥豆（50g位）をフライパンで香ばしい香りがするまで乾煎りして、水500mlで20分位（色が出るまで）煮出した小豆茶。

・洗って１時間水に浸けてから３倍の水で昆布と一緒に煮て、ごはんに混ぜて炊く。（まとめて煮て冷凍も可）

・煮た小豆とかぼちゃを一緒に煮る「小豆かぼちゃ」にする。

・煮た小豆と夏野菜をトマトピューレで煮て「ラタトゥイユ風」にする。

・煮た小豆を寒天と水や豆乳で固めてゼリーにする。（砂糖で煮ずにレーズンも入れて甘さを出したり、火を止める直前にメープルシロップや黒糖を入れて混ぜれば、わたしの中ではセーフになっています 笑)

一度まとめて煮てしまえばこっちのもん！ なので、鍋に水をたっぷり入れて、タイマーをかけて差し水をしながらお子さんのお食事中などに煮るのがオススメです。

の～んびり食べていても「小豆を煮ている時間」だと思えば、イライラも軽減します＾＾

季節の変化による体調不良が無くなると、その時期を思い切り楽しむことが出来るようになります。

食養生を続けてくださっている方の中にも、「そういえば毎年この時期○○だったのに、今年は無い！」という変化を感じられた方も多くいらっしゃいます。

「食」の良いところは、知らず知らずのうちに毎日積み重ねられること。

身体を痛める食の習慣も「ちょっとくらい良いだろう」が積み重なれば分厚い層を作ってゆきますが、「今日からこれだけとり入れてみよう！」という良い習慣も、続けやすいのです。

100点満点をとり続けなくて良いので、ご自分とお子さんの未来のために、身体に貯金してあげるイメージで今日から何か一つ！ やってみましょう＾＾

無理なく身体に貯金をし始めやすいのが、「塩」です。

暑くなってくると特に塩のミネラルは欠かせません。「塩抜きの刑」の拷問もあるくらいです。

次回のコラムでは塩をテーマにします、お楽しみに！

            吉田美佳

給食大嫌いな、元超小食＆偏食っこが、夫の駐在帯同により香港で子育てスタート。
育児書を見ながら奮闘するも上手くいかず、イライラ疲れたママに……。
そんな時「食養生」に出会い、自分がみるみる疲れ知らずに変化、育てにくかった子供も明るく朗らかになり、身も心もとても楽になって、家族全員、6年間病院いらず。
こんなに楽になるのなら全てのママが知ってほしい！ と感じ、講師活動を始め、講座やオンラインサロンを主宰している。簡単健康レシピも配信中！

Instagram: https://www.instagram.com/gohan_mikan