2023/01/30

初めまして、えびシュウマイです。
関東地方の大秘境、茨城県から出てきた、お風呂大好きアラサーです。

わたしからすれば香港は大都会。
憧れた大都会に染まってそうで染まれずに、あっという間に2年の月日が経ちました。

思い返せば2年前。
香港への駐在が決まり、家族や友達と離れる不安、新しい生活への不安、手続き等に不備がないかの不安、なにより恋人と超遠距離になってしまう不安と寂しさの中、飛び立ってきました。

このコラムは、超遠距離カップル&香港単身生活のようすを書いていこうと思っています。
あ、ペンネームの「えびシュウマイ」は、香港の好きな食べ物から付けました。

 

さて、2年前。香港入境後の隔離がまだ3週間だったため、香港に到着した後、「あぁ、ついた……」と思う暇もなく、
バタバタしたままホテル行きのバスに乗せられました。

3週間の隔離。
正直、隔離になることは、不安よりも楽しみな気持ちが多く、日本で買っておいたお菓子やスープなどをホテルの部屋にしまったらこんな状態に……
日本を発つ前、足りなくならないかと、心配症の恋人と一緒にお菓子などを選んだ時間を思い出しては、少し人恋しくなり
年甲斐もなく「今このおかし食べた」「窓から高いビルが見える!」など、他愛もない連絡をし合っていました。

 

隔離ホテルで過ごした3週間で、香港生活に向けて気持ちの準備もしっかりでき、あんなに持ってきたお菓子もスープもしっかりおなかにしまって、心身ともに大きくなって隔離生活を終えました。

 

そんなわたしも香港在住はもうすぐ丸2年。
駐在期間の折り返しを過ぎ、香港で過ごせる時間もラスト1年となりました。

そこで!
香港初心者独身アラサーえびシュウマイが、香港生活ラストイヤーにしたい10のことを中心にわたしの休日の体験を記していこうと思います。
駐在期間がコロナ禍にまるかぶりで、いろいろ制限があった2年間でしたが、ここからは思いっきり香港を満喫していこうと思います。

ということで、まずは何がいいかなと考えました。

わたしが考え事をするのはもっぱらお風呂です。
日本にいるときは、追い炊きボタンを何度も押して、お湯に浸かりながらグダグダ考え事をしていました。
しかし、香港の部屋にはバスタブはあるものの、追い炊き機能がない!
だからお湯が冷めるまでの短い時間で一生懸命考えます。

香港生活で一番成長したのは、短時間で集中して決められるようになったところかもしれません(笑)

 

香港でしたいことに選んだ1つ目は、小さな公園での太極拳でした。
ある休日の朝、トラムに乗って家から少し離れた公園に行きました。
以前見かけたことがあったので密かにずっと狙っていたポイントです。

 

朝になると、おばさまたちが太極拳をやっている様子がよく見られます。
日本にいる恋人にそのことを話すと、「せっかく香港にいるならやってみたらいいじゃん!」と背中を押されてはいたものの、なかなか行動には移せず……
でもラストイヤーのここで一念発起!
香港に恋人が来たときに「通」ぶりたいという思いから、チャレンジしてみることにしました。

太極拳のおばさまたちに声をかけることはできなかったので、静かに遠くからまねしてみます。
ゆっくりした動きのなかにも、きっと様々な意味が込められているのだろうな……と考えながら20分ほど、一緒にやっていました。
体も少しあたたまり、なんとなく「やったぞ!」という達成感のもと、いそいそとその場を立ち去り、またトラムに乗って、お気に入りのコーヒーショップへ。

ケネディータウンのこの景色、とても大好きでよくお邪魔しています。
正直、コーヒーは少し苦手なんです。オレンジジュースが好きなんです。
でも、コーヒーの匂いは、日本にいる恋人の匂い。
朝、よく飲んでいたな。車に乗っていても「熱い!」と騒ぎながら飲んでいて、笑い合ったな。
などセンチメンタルな気分になります。と同時に、安心する匂いでもあります。

だから香港にきて、コーヒーショップによく行くようになりました。

のんびり一人でトラム旅。
自分なりに太極拳をちょっとかじって、おいしいコーヒーをきれいな景色とともにいただいて、
最高の休日になりました。

慣れない初海外生活ですが、一人で楽しみを見つけて過ごしています。
わたしのようにコロナ禍にひとりで香港に渡ってきた方もいると思います。
そんな方に共感してもらったり、これから香港に来る方の参考にこのコラムが少しでもなれたら嬉しいです。

次回は、なにをしようか、またお風呂で考えます。

 


えびシュウマイ

2021年に仕事の関係で香港に。

住んでいた茨城とは全く違う、初めて住む大都会に困惑しながら

日々新鮮な気持ちでいろんな香港を発見中。

好きなことはフラフラ散歩、ディズニー、食べ歩き。

好きな乗り物は断然トラム。

なにもない日は町をのんびり眺めながら、端から端まで揺られています。

 

 

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