2022/08/03

香港 田舎 村屋こんにちは!先月まで「香港引っ越し大作戦」というコラムを12回書かせていただきまして、わたしの半年に渡る引っ越し騒動を皆さまと共有させていただきました。

今回から、このコラムでは念願叶って庭のある村屋に住むことになったわたしの「村屋の暮らしぶり」をご紹介したいと思います。10年近くザ・香港というような高層ビルに住んでいたので、だからこそ感じる違いや、村屋の良いところや悪いところなど、余すことなくご紹介したいと思います。

 

さて、住み始めて最初に大変だったことはー

虫や動物との格闘でした。

 

わたしたちが入居する前の1ヶ月、この家には誰も住んでいませんでした。多分そのせいでこの界隈の虫や動物たちが我が者顔でここを自分の縄張りとしていたのでしょう。おかげで最初の2週間で未だかつて経験したことのない生き物たちとの遭遇をしただけでなく、自分でも知らない自分との遭遇も経験できました。

 

ゲコとの遭遇

最初の洗礼は、入居初日にゲコ(ヤモリ)が各部屋に出現!どうやら子ども2匹の4匹家族が住んでいるようでした。ものをよけたり、電気をつけたときに、壁に張り付いていたり、突然影から出てきたりするので、最初は、家族の叫び声があちこちから聞こえてきました。なんといってもあの姿をかわいいと感じるようになるのには少々時間がかかりました。しかし、このゲコのお陰か、地上階に住んでいながらにして、ゴキブリや蟻を全く見ませんでした。ゲコは人間に危害は加えませんし、夜行性なので、ほぼ姿を表すことはないのですが、数ヶ月後に偶然見たらかなり太っていたので、それなりに捕食する獲物はあるようです。文字通り「家を守る(ヤモリ)」ゲコは、家の中の虫を退治してくれるようです。

 

誰かの落とし物との遭遇

ある日、朝起きて庭に出ると、なんだかぷ〜んと匂ってきました。その匂いの場所を突き止めると、フレッシュな誰かの糞が落ちていました。少し前に近所で親子連れの野豚を見たし(香港には結構いるんです)、どんな動物の落とし物か戦々恐々としていましたが、何回か続くうちに、とうとう早朝まだ薄暗い中、首輪を付けた猫を発見。こっちを見ながらちゃっかり用を足して、ふん!っと言わんばかりに睨みを効かせて逃げていきました。「あいつだったのか!」

トカゲとの遭遇

また、ある日、朝食をしていたら、50センチもありそうな立派なトカゲが庭をのっそりのっそりと横切っていきました。目を疑う光景に、わたしと子どもは、二人で目を見合わせて、お互い「今の見た??」と確認したほどでした。どこからこんな大きなトカゲが!!一応ここ住宅地ですけど。

 

芋虫、ムカデ、食用ガエルとの遭遇

そして、鳥がつがいで日に何度も頻繁に舞い降りては、地面を突いています。遠目に見ても、見るからに大きな幼虫のような芋虫をカポっと加えて、バクバクと食べていました。毎日何度もやってきては食欲旺盛にバクバク食べています。しかもある日、植木をずらしたらその下に10センチほどのムカデがいて腰が抜けました。庭に置いてあった椅子をどかすとその後ろから、街市に売られている小型版のカエルがピョンと出てきたり…こういう生き物たちは突然目の前に現れるのですからもう心臓に悪い。最初の2週間で何度叫び声を上げたことか!

自分との遭遇

もうこの時点でわたしは芝生エリアには足を踏み入れられなくなってしまいました。こんなにびびって、案外都会っ子の自分に、またもやびっくりのわたしなのでした。

 

ヘビとの遭遇

極め付けは、夫が夕方に家に入ろうとしたら、玄関口に50センチほどのヘビがいたと!そのヘビは夫に驚いて、ものすごい勢いで我が家の庭の方に逃げて行ったそうです。友人曰く、この辺にもヘビはいるけど、人前に現れることはほとんどないから、運がいいねと言われたとか。。。実際50センチぐらいのヘビですと、子どもの部類なので、親や巣が必ず近くにあるから注意したほうがいいとも言われました。もし穴を見つけたら巣穴かもしれないと!ここまでくるともう庭は愚か、外を歩くのもおっかなびっくりになってしまいました。

 

誰の縄張りかを教える作戦

突然出てくるゲコやへび、大きなトカゲ、食用ガエル、ムカデ、よくわからない虫、性格の悪そうな猫、わたしは泣きそうになりながら、せっかく庭のあるお家に引っ越したのに、怖くて全く外に出られなくなってしまい、引っ越ししてきたことを早々に後悔し始めました。

でも先住民である動物たちと平和に共存しなければ、ここに住めないと思い、まずは、ここはもうわたしたち家族の縄張りであることお知らせしようということになりました。

1)庭のあちこちに動くものに反応する小さなソーラーライトを置く。
2)夫が友人から教えてもらったというヘビよけになる(らしい)黄色い硫黄の粉を、ハードウェア店で調達し、家の周りや庭の周り、塀の上や下などに撒きました。これは一説には気休めとも言われています、念の為。
3)飲んだ後のコーヒーの粉を毎日せっせと庭に撒く。

 

こんなこと気休めかと思いきや、それ以来、動物たちにも伝わったようでした。香港の村屋暮らしは、街から車5分の場所でもかなりワイルドでした。村屋へ移住を検討中の方。これは避けて通れなさそうです。

学んだこと:案外自分は都会っ子だった。

 

つづく〜


編集部

 

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