2022/08/21
狭いという印象の香港ですが、私にとってはとても大きく感じられます。そしてまだまだ知らない場所が多く、まだまだ行ってみたいところがたくさんあります。
最近はよく屯門と元朗に行くのですが、この二拠点の間をバスやライトレールにただただ乗って景色を眺めるというのが好きです。その際のルートで気になる集落を見つけました。
今回行く場所「藍地(Lam Tei)」調べるととても興味深い場所でした。
何回か通るたびに次はここに行こう!と決めて行くことにしたのが今回の場所。
藍地(Lam Tei)です。ひとまず行き方だけ調べて出発です。
今回は元朗まで行ってからバスに乗り換えです。久々にP968に乗ろうと張り切って天后のバスターミナルまで行きましたが、待てど暮らせど来ないので時間も惜しいし、諦めて先に来た968に飛び乗ります。
それもそのはず、ちょうどその日は台風明けで、銅鑼湾のビルの広告が強風で破れてしまい、通行止めになっていたのでした。そりゃバスは全然来ないはずだと納得。金鐘まで渋滞は続き、とにかくすごい台数、様々な種類のバスが延々と並び、まるで見本市のような感じになっていました。
延々と続く渋滞。休日にこんなになってしまうと予定が狂ってしまいますよね。
歩くことになった道で、これまた気になるところを発見……いつ行こう。
いつも以上にゆっくりな往路になってしまい、元朗のバスターミナルに着くまでにトータルで2時間近く掛かってしまいます。更に乗り換えの所、バスを間違えてしまい途中で降りて歩くことになりました(笑)でもいいんです、旅の醍醐味ですから。
いくつかの集落を通り過ぎ、いよいよ目的地に到着。バスから見かけて不思議な気持ちになったこの場所は、少し日本の街並みを彷彿とさせるからでしょうか?
それとも突然現れる近代的な建物とのギャップに映画のセットのような雰囲気も感じたからでしょうか?
藍地大街の入り口です。
日本ぽさを感じるのは私だけでしょうか?懐かしい感じです。
香港おじチェックも欠かせません!お昼寝タイム!
そうそう、この道の先が気になっていたんだよ〜と歩き進めるにつれ、とても懐かしい感覚でいっぱいになりました。お腹が空いたので遅めのランチをと思いましたが、「この場所に行く」だけが目的だったので、これもフィーリングで気になった店に入ります。
疲れと空腹とが入り混じってご飯の写真は忘れましたが、香港朋友的には、古きよき香港の味だ!と大満足だった様子。私も美味しくいただきました。ここは奶茶もお墨付きとのこと。外で食べてしまったのですが、トイレを借りる際、中で食べればよかった〜という後悔が大きいほど店内も魅力的でした。
雰囲気で決めた合利茶餐廳。美味しかったです!
新聞と大学の特別推介だけあって、奶茶は好好飲でした(友達談)
その後ぶらぶらと散策。藍地大街というメインストリート(約450m)、距離は短いですが、老舗っぽい酒楼から茶餐廳、そしてカフェと色んな新旧のスタイルが混ざっており雰囲気が良かったです。最初に食べたお店からちょっと先に行くと、更に魅力的な茶餐廳もあったりして、胃袋さえもてばはしごしたかった所。
ぶらぶらしている中で味のある商店があるかと思いきや、ドカンと佇むお寺(妙法寺)の建物。この風景のギャップが自分的に行って見たいと思った理由の一つです。
吸い込まれるように横道に入っていくと、年季の入った村屋がたくさんあり、密集具合が迷路のようになっていました。途中壁がアートだらけの家も見つけました。
更にぐるっと村を一周したら、焼臘工場があり香港内で唯一石窯で燒味・燒臘をしている工場と聞きました(絶対美味しいに決まっている!)。あいにく開いていなく、中を見ることが出来なかったのでまたトライしたいと思います。
壁がアートだらけのお家。日本アニメの人気具合が伝わります。ちょっと個性的に描かれているのも面白い。そして、アーニャいた。
香港内で唯一の燒味・燒臘石窯工場!今度は見学してみたい。
暑さと疲れで、またここは改めて行きたいな〜と思ってこの日はあとにしました。今回は割愛しますが、調べるとここら辺はもともと採石場だったりと歴史も深そう。自然も豊かで気になるところがたくさんあり通い詰めることになりそうです。
プロフィール
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初香港は1996年の返還前。時を経て数年前から香港にどっぷりハマり、2020年から思い立って単身移住。コロナの最中も自己満レベルの広東語と陽気なノリで思い立ったら即行動をモットーに楽しく港活中。趣味は香港映画を隅々まで見る事と旅行とバスを終点まで乗ってみること。日々の香港をinstagramにアップしています。
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