2022/01/28

こんにちは。夫が魅力を感じる離島がだんだん少なくなってきました。今回は吉澳です。

東平洲へ行ったときと同じ馬料水フェリー乗り場からの出発です。吉澳へも1時間半の船旅。運航は土日のみ、しかも行き9時発、帰り3時半発のみです。チケットは事前購入がおすすめです。他の行先と同様に船の数を増やしていました。

今までの離島への船と違って、船内で観光案内があります。ガイドがノンストップで話していますが、広東語なので最初から夫頼み。母たちは道中おしゃべりに夢中。要所で夫の解説を聞きます。途中4億年前の奇石「鬼手岩」前では、船を停めて写真を撮る時間をとってくれました。鬼手岩は夫がずっと行きたがっている場所ですが、季節や天候などいろいろな条件がそろわず、いまだに行けていません。

鬼手岩をすぎると、最初に停まるのは鴨洲、ここはインスタスポットとして有名です。大半の人がここで下りて、12時半の船で吉澳へ向かいますが、我が家はここでは下りずにそのまま吉澳へ。というのはレストランの数が少なく、鴨洲へ行ってしまうとランチをとれなくなるのではという懸念からでした(鴨洲にはレストランはありません)。鴨洲はあとで夫が吉澳からドローンで撮影しました。

吉澳へ到着して早速レストランへ行き席を確保。人数を伝え、料理を予め頼んでおきます。戻る時間を伝えて、島散策へ。ちなみにもともとは2軒あったレストランですが、1軒はちょうど前日に火事で焼失していました。現在営業しているかは不明です。

まずは天后宮方面へ。のどかな漁村風景を見ながら歩いていると、百年縁が切れないという縁結びの大木がありました。

そこから少し先に天后宮があります。天后宮の中には故事博物館があり、涼みがてら立ち寄ると小さいながらもなかなか興味深かったです。

写真を撮りながら歩いていたら、あっという間にランチの時間になり、レストランに戻ります。料理はシーフードと客家料理。ごはんはセルフサービスです。今まで行った離島のレストランではどれも一番おいしかったです。あまり自分では食べに行かない客家料理も地味な見た目ですがおいしかったです。

食事をしたあとは、パパたちはハイキング、子どもたちと母たちはビーチへ。にぎやかな地域から島の裏側まで歩いていくと遊べそうなビーチがありました。今まで行ったところに比べると水もさほどきれいではなく、ビーチも裸足で歩くと怪我をしそうなところだったので、子どもたちもちょっとだけ水遊びをして帰路へ。

フェリーピア近くでは昔ながらのスイーツ「砵仔糕」や各種おもちを売っています。優しい甘さで子どもたちも大喜び。1時をすぎると売り切れ状態になるので、早めに買っておく方がよいかもしれません。

観光スポットが少ない島ですが、住んでいる人がいるので、電気や水が通っており、フェリーピアすぐにある公衆トイレも今までで一番きれいでした。

ハイキングも海遊びもあまり興味がないと言う人も、街中の喧騒を離れて船旅と客家料理を楽しむのに訪れてみてはいかがでしょうか。


田上えり

2004年来港。香港の造園家3代目に嫁いで17年目。家族は香港人の夫と娘一人。日本でメーカー勤務、香港にてピアノ講師を経て、2020年3月まで7年間リトミック教室を主宰。現在はK.K.Gardenでプリザーブドフラワー販売、リボンとハーバリウムのレッスン・販売に従事。K.K.Gardenのブログameblo.jp/kkgardenhk

 

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