2020/08/01

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私の頭痛は特にここ2ヶ月の間、2〜3日おきに発生していました。地味に痛いとか頭が重いという症状が続いていたので、検査結果をただ待っていると時が経つのがとても長く感じられました。ある日「痛みに耐えながら、ただぼーっと待ってないで自分で進んで試してみるべき」と思い立ち、検査の1週間後から、まずはわかりやすい『グルテンを摂らない食事』を実践してみることにしました。なぜグルテンかというと、食物不耐症 (食物による遅延型アレルギー症状)の代表格がグルテンによるものだからです。(厳密にはアレルギーとは言いませんので、詳しくは前半をお読みください)

最近は、新型コロナによる自粛生活で、仕事を自宅ですることが多くなりました。だから、そこまで疲れることをした覚えもないのに、疲れてるなって思うことが多々ありました。大きく黒い目の下のクマ、くすんだ肌の色、なぜか倦怠感もあり、明らかに「お疲れですね」という見かけです。「なぜここまで疲れる?」と思いながらも理由がわからなかったのですが、グルテン抜きの生活をはじめて4日目に確信しました。

4日目、「あれ?」「なんだか身体が軽くない?」「そういえば頭痛くないし」となったわけです。やっぱりグルテンが関係していたんだと思いました。そういえば、自粛生活で、自宅で作って食べることが多くなり、自然と朝はパン、昼はパスタやヌードル、というようなルーティーンになっていて、知らぬ間に小麦消費量がいつもより多くなっていたことに気がつきました。「これだ!」と。

 

 

しばらくして、IMIセンターから連絡があり、ドキドキしながら結果を聞きにいくと。
なんと、わたしは96品目中、27品目に食物不耐症があったのです。その深刻レベルは1の軽度から3の重度にわけられていて、私の場合、内訳は3が2品目、2が3品目、その他が1でした。娘は22品目、全て1のレベルでした。検査結果が出る前は、わたしはあっても1〜2個ぐらいかな、もしかしたら出ないかもしれないし、とまで勝手に想像していたので非常に驚きました。(不耐症の出方は個人差がありますが、わたしたちは比較的多い方のようです)

 

 

検査結果は一覧表に細かくでてくるので一目瞭然です。

 

これだけの不耐症がある食物があって、だるさとか、疲労感とか、不調があちこちに出ていたのに、日々の生活に巻き込まれ、気がつかずか、気がつかないふりをしていたのか。。。ここ5年の間に、徐々に頭痛が酷くなって、痛みをいよいよ無視できなくなってきてからようやく、自分の不調に目を向けるようになりました。それでも「こういうこともあるよ」とか「加齢だから仕方ない」と自分に言い続けて、どうしてもな時は、痛み止めを飲んで、それで解決したつもりになっていました。『思い込み』って本当にあるべき姿を見えなくしてしまいますね。こんな自分を発見し、逆の意味でもびっくりです。

 

検査では、これまで、巷では体に良いとされて、わたしも積極的に摂っていた、海藻類やゴマ、レモン、アーモンドなど、全てに不耐症があったのです。特に頭痛にはアーモンドが良いなんて聞いたことがあって、ご丁寧にアーモンドミルクまで飲んでいたりしました。しかも検査結果ではアーモンドは3(重度)だったんです。

 

お酒は得意じゃないのですが、飲むのは好きなほうで、ご飯と一緒にビールやワインを嗜むことも多々ありました。ですが、グレープ、ポテト、グルテンにも不耐症がでたので、ワイン、焼酎、ビールに不耐症があることもわかったのです。

 

娘はケールに不耐症があることがわかったのですが、これまで身体に良いと思ってケールのグリーンジュースを毎朝作ってあげていました。

 

本当にショックでしたー。

 

早速、結果を聞いたその日から、これらすべての不耐症のある食物を摂らないようにしました。すると4日目(グルテン抜きから11日目)に鏡をみると、顔色が明るくなっているのに気がつきました。濃いクマも薄くなり、今までの疲れ顔ではない私がいました。頭痛は一度も起こらないばかりか、身体が軽く感じることで、シャキッとして、気持ちまで晴れています。人間やはり身体が健康であれば、心や気持ちまで勝手に明るくなるものなのかと痛感しました。

7日目(グルテン抜きからおよそ2週目)の今日、ここ2-3日の連日の雨も、一度も頭痛もなく、むしろ快適に過ごしました。通常であれば確実に頭痛で寝込んでいたはず。

 

食事療法を初めてまだ2週間なので、不確定要素は多いと思いますし、全ての人にわたしの変化が当てはまるわけではありません。前回も述べましたが、明らかに体調に不調を感じていない人がIgG食物検査を受けることを、日本では勧めていません。人によっては、結果で気が滅入ったり、栄養失調になったりすることもあるからです。だからこの食物検査は、誰でも受けてみるべきという検査でもありません。

 

これだけの食物不耐症があることがわかったわたしに、友人は「かわいそう」といいます。この結果に「気持ちが落ち込む」とか「食べるものがない」とも言いいます。確かに側からみるとそうでしょう。でも頭痛という自覚のある不調を抱え続けてきたわたしにとって、はじめて確固たる理由がわかって、自分でコントロールできて、実践すれば改善する、こんなに明確な回答が得られて、すべて腑に落ちました。特に今、答えがない出来事が多い生活の中、唯一はっきりわかったことが、わたしの心をとても前向きにしてくれました。

 

検査結果を見ながらのコンサルテーションでは、まずは3ヶ月間は厳格に食事療法にトライしてデトックスしてみたほうが良いと言われました。トライすることで、3ヶ月すると本当の自分の身体のコンディションがわかってくるとのことでした。わたしの場合は、主に牛肉と鶏肉、乳製品、卵、ナッツ、グルテン、お酒を避ける生活をすることになります。わたしのようにたくさんアレルギーがある場合は、プロの自然療法の栄養士からアドバイスをIMIセンターで受けることも可能で、バランスの良い食事の摂り方や、食品の選びかた、必要なサプリメントなども教えてくれます。

 

今回もお世話になったローレンスさん。

それから、もし食物不耐症があったら、今後友達と一緒にご飯を食べにくくなるとか、心配になることもあるかもしれませんが、シェアすることで案外理解者や同じ仲間はまわりにたくさんいると気がつくのではないでしょうか。自分の身体の声を聞き、相手に合わせすぎず、無理しないで自分に正直になることが続けるコツであり、自分にとって一番良い状態だと思います。食事療法をすることで、孤独やイライラにならないように、ぜひ食事療法をしている友達も見つけてみましょう。わたしにとっては、IgG食物検査を紹介してくれた友人が、頼もしい仲間のように思えます。(笑)  そして何よりも、体調が良くなっていくのを実感できるので、食事制限も苦にならなさそうです!

 

わたしも初めて知ったのですが、グルテンフリーの商品などは本当に進化していて大きな食販店などでは、グルテンフリーのパスタなどが手に入りやすくなっています。調べてみるとHKTViHerbなどでも色々簡単に手に入るようです。また、香港に点在するオーガニック店などでもグルテンフリーや、ヴィーガン系の食品なども簡単に手に入ります。そしてグルテンや卵、乳製品を使わないレシピなどもネットでたくさん検索できますので、ぜひ新しい世界を楽しんでみましょう!

IMIセンターのすぐ近くにある オーガニックショップ「Corner Block」
(Shop A, G/F, World Trust Tower, 50 Stanley Street Hong Kong)

 

グルテンフリー&ヴィーガンのレシピも多く掲載されています。

The Conscious Plant Kitchen
https://www.theconsciousplantkitchen.com/

グルテンフリーのレシピのfacebook コミュニティーなどもたくさんあるようです。

 

おすすめ本

 

長々と最後までお読みいただきありがとうございました。もし体調不良を感じている方がいましたら、この記事がみなさんの苦痛を和らげる手助けになると良いなと思います。

 

今回お読みいただいた方でIgG食物検査に興味がある方は、資料請求、質問、予約など、ローレンスさんに直接メールでお問い合わせも可能です。Lawrence (lawrence@imi.com.hk)

 

また、食物不耐症テストの体験談の座談会ライブをFacebookで開催しました。

 

 


IMI / Integrated Medicine Institute 
13/F & 17/F Kailey Tower, 16 Stanley Street, Central, HK | Tel: 2523 7121
17階では栄養士のコンサルテーションや、整体などの施術が行われます

 

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