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2025/06/09

またまたやってきました! city’super恒例の酒フェアが開催中です。今年のフェアのテーマは「ブロック」で、まるで(レゴのような)ブロックのように、日本酒がさまざまな組み合わせでユニークな風味を生み出す発見をしよう! だそうです。日本酒も色々な組み合わせで無限の可能性が広がりそうですね。

酒フェア2025は、2025年6月5日(木)から6月18日(水)まで、香港内4ヶ所すべての実店舗で開催されます。E-Shopでは、おすすめの日本酒やここでしか味わえないセレクションが用意されています。さらに実際のブロックで酒蔵を作れる特典ギフトもありますよー。

さて、今年も出店の、新潟の久保田、佐賀の七田、京都の英勲に加えて、今回は神楽が新しく出店しました。では試飲させていただきながらご紹介しましょう!

1895年創業の英勲笑顔が爽やかな13代目自ら今年も参加です!

今回香港に初めて持ってきたという青ラベルの英勲で、−5℃に冷やして飲んでほしいというお酒。キリッとかなりドライでスカッと飲める。お刺身や生牡蠣などに合いそうなお酒でした。お値段も手頃。

英勲といえば、京都のほとんど市場に出回らない「祝」米で作った純米大吟醸原酒「大鷹」。まろやかでフローラル。ほんのり甘さを感じる濃醇な味わいです。お酒だけで楽しみたい、純米好きには贅沢すぎる1本です。

食事と一緒に飲んでほしいと言う創業1844年の久保田。全体的に淡麗辛口と言われるラインナップです。お呼ばれした時など、お料理がわからない時に手土産に持っていく日本酒としていつでもおすすめです。

筆者はシャンパンもプロセッコも泡ものを飲むとなぜか激しい頭痛に襲われるのですが、久保田の日本酒スパークリングを初めていただいた時は衝撃を受けました。すっきり爽やかでとてもクリアーなのにほんのり甘味もあり、どんどん飲めちゃう、でも頭痛も一切なしだったのです! 以来、久保田ファンです!

今回香港限定で販売しているのが大吟醸原酒久保田(青い瓶)。とてもフローラルなのに甘すぎず、しかもクリアーで、リフレッシュできます。お店の方はお食事と一緒にとおっしゃっていましたが、ちょっと勿体無いほどのおいしさ。

香港ではとても人気の獺祭。Hong Kong LEIのカバーストーリーでご紹介した日本酒学講師でプロモーターのベニーさんが店頭に立って説明していました。ニューヨークで醸造された獺祭がおいしいですよとのことで、獺祭ブルーをいただきました。硬水で作ったお酒らしくシャープでフローラルなおいしさ。暑い夏にぴったりなお酒でした。

また、今回初めていただいた、獺祭純米大吟釀スパークリング45

濁りのある色で、優しい甘さに、ほんのり苦味があるようなところがクセになる。泡もちょっと強めで、瓶もシャンパンのようで、華やかさがありますね。ピンクのラベルもかわいい。サラダと一緒にさっぱりといただきました。

1857年創創業の神奈川県の泉橋。マーケティング担当の方が、流暢な英語で説明をされていました。

今回のフェアのために4種類の古酒をブレンドしたという泉橋 AGING BATCH#4 熟成酒。絶妙なブレンドで、とろみがあるようなまろやかさと芳醇な香りを演出。幸せ感が増すようなお酒でした。お値段も最高級。

佐賀の七田。150年の歴史をもつ醸造所でお米の特性を活かすお酒作りをしているそう。原料の酒米は、地元佐賀県産を中心に使用、上槽後は加水せず、活性炭による濾過もしないで一回火入れ後、低温で瓶貯蔵するそうです。特に今回飲ませていただいた生酒の七田 純米吟醸 雄町50は、2017年のフランスで初めて開催された日本酒コンクール「Kura Master」では最高位の初代プレジデント賞を受賞したものだそうです。温度管理が難しい生酒は、ぜひお見逃しなく!

今回いただいた組み合わせで本当においしかったのが七田 13 純米吟釀と生牡蠣です。牡蠣のクリーミーさと、キリッと冷えたドライな日本酒が最高にマッチ! フローラルなお酒との組み合わせも面白いのですが、七田 13 純米吟釀は生牡蠣のおいしさを最大限に引き上げてくれる素晴らしい日本酒でした。

今回初出店の神楽の松井酒造は1726年に創業。京都の町中で酒造りを続ける最古の蔵として愛されています。ラインナップは、季節限定の日本酒や、ゆず、かぼす、しそなどのフレイバード日本酒やリキュールが、デザート感覚で飲めるので日本酒初心者の女性には喜ばれそうです。

日本では入手困難な神蔵。こちらは長期に渡り氷温貯蔵させた落ち着いた香りにコクのある味わいの神蔵と搾ったばかりの爽やかでフレッシュな神蔵を、混ぜあわせた逸品。香り、味わいにさらなる深みが生まれました。

実は日本酒ではないのですが、チョコレート&ラムの「輪廻」チョコの濃厚さと少しの苦味、香り良い甘いラムと素晴らしく調和して、まるで媚薬のようにも感じる華やかなお酒です。冷やして飲むと、アイスココアのようで食後酒としてデザートのように飲めて、疲れた時はホットチョコにして飲んでも良いそう。写真左の酒粕で作ったジェラートにかけて食べると、チョコラムと酒粕のマリアージュが別次元のおいしさに!チョコ好きじゃなくてもきっと好きになるでしょう。

そして、お酒ではないのですが、海苔専門のお店を発見! 海苔が大好きな筆者としては寄らずには帰れません。見ただけでも間違いないと感じさせてくれる海苔です。

お店の方に酒フェアになぜ三國屋の海苔を出店? と聞いたところ、海苔はヘルシーだし、おいしいし、どのお酒にも合うし、香港の人にはおつまみとしても人気なのだそうです。

試食させていただいたところ、パリパリとした食感と同時に鼻から抜けるやさしい磯の香りに、懐かしさが込み上げてきました。日本人と言うアイデンティテーを再確認した所で(笑)、今回の酒フェアのリポートは終了です!

今回たくさんの日本酒を試飲させていただきましたが、どれひとつとして同じ味や風味のお酒はありません。本当にアートな世界です。最後に、HK$800以上購入された方は、特典として自分で作る酒造ブロックをもらえるそうです(数に限りがあります)。上に載ってるクマはcity’superのゆるキャラなのだそうです。

日本酒フェア詳細はこちら

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