2021/10/20

(これまでの話)長年住み慣れたアパートを引っ越すことになり、自分に妥協しないで引っ越し先を見つけると心に誓い、物件探しを始めます。やっと良い物件に巡り合い、大家さんはこちらの希望も飲んでくれました。
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すでに午後9時をまわっていました。

実は少し前からなんだかモヤモヤする気持ちの吐口に(3回目をご覧ください)、例の不動産サイトで(2回目をご覧ください)香港の村にある3階建ての村家と呼ばれるタウンハウスを眺めていて、わたしの頭の中で色々と妄想が広がっていました。村とは香港の、主に新界と呼ばれる郊外の地域に小さな集落が点在していて、そこには3階建ての村屋が立ち並び、一軒ごと、またはフロアごとに生活ができます。地下鉄が通ってない場合が多いため、車を持たない生活はちょっと不便で、プールやジムなど何も施設がありませんし(村屋でもコンドのような場所があるところも)、コンシェルジュもいないし、セキュリティーも今より格段に悪くなります。そんなことを考えると、わたしの中で村に住むという選択肢はずっとありませんでした。

ただ、長年住んでみて高層ビルに住むことになんとも言えない味気なさを感じていたわたしは、例の不動産サイトで見つけたある村屋のアパートに、密かに心惹かれていました。そこは古いビルですが、リノベートしたての3階部分(香港では2階)と屋上付きアパートでした。「屋上付き」という謳い文句に心が躍りました。実はわたしは何を隠そう家庭菜園やガーデニングが好きなのですが、今までは日が当たらなくて植物が育ちにくいなどで、もっぱら切り花を買ってきては室内に飾る程度でした。屋上があれば、家庭菜園やガーデニングできたり、お茶を飲んだり、バーベキューしたりできるなあ〜。なんて(笑)そんなことを思うとワクワクしました。往生際が悪いなと思いつつ、夫には「返事は朝まで待って」とお願いし、このアパートのエージェントにWhatsAppで連絡をしました。

「この物件まだありますか?」

朝まで待って返事がない場合は、今のところにサインしようと約束しました。わたしたちの希望にあったこれ以上のアパートはこの界隈では見つけられないことも十分承知していましたし、今サインしなくても、朝サインすれば大丈夫だと思いました。

 

案の定、朝になっても例のエージェントからは音沙汰なく、高層ビルの物件にサインすることにしました。するとエージェントと電話で何やら話をしていた夫が、顔面蒼白でやってきて「もうないんだって」と。

 

最初は何を言ってるのか意味がわかりませんでしたが、よく聞いてみると、昨夜のうちに違う家族が、あのアパートの大家さんにわたしたちの家賃よりHK$500高く交渉して、大家さんが了承したのだそうです。その場に呆然と立ち尽くしていた夫は「もうすぐこのアパートを出て行かないといけないのにどうするんだ!君が朝まで待てというから無くなったじゃないか!」とまくし立てました。

 

わたしもびっくりして狐につままれた気分ではありましたが、なんだかホッとする自分がいました。「あーよかった」という思いに包まれ、あ、わたし、やっぱりそろそろ決めないと皆んなに悪いと思っていたんだな、と確信しました。そしたら俄然元気が出てきてー(笑)

 

ないものは仕方ない!村屋だ!

 

これまでお世話になった中原地産の2人は、村屋の情報は持っていないのでお願いすることができず、まずは、例の不動産サイトを使って物件を探すことにしました。ちなみに屋上付きのアパートは、すでに他に借り手があり、こちらも借りれないことがわかったのです。

 

(つづく)

第1回 https://hongkonglei.com/hkmoving01/
第2回 https://hongkonglei.com/hkmoving02/
第3回 https://hongkonglei.com/hkmoving03/

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